【衝撃】2020年11月からザリガニのペット飼育禁止へ / 特定外来生物の無断飼育は非常に重い罰則「懲役1年以下100万円以下の罰金」
ザリガニをペットとして飼っている家庭は少なくないと思われるが、2020年11月から日本においてザリガニ等の飼育が禁止される可能性が極めて高いことが判明した。特定外来生物として認定されるからだ。
・ザリガニ等の飼育が禁止へ
2020年7月14日に改訂された環境省自然環境局による特定外来生物等専門家会合の議事録には、ザリガニ等に対して「2020年11月~:特定外来生物に指定」と明言されている。正式に特定外来生物に指定されれば、ザリガニ等の飼育が禁止となり、許可なく飼育した場合は非常に重い罰則が規定されている。
・一部のザリガニはそのまま飼い続けられる
すべてのザリガニが特定外来生物に指定されるわけではなく、アメリカザリガニと二ホンザリガニなど一部のザリガニはそのまま飼い続けられるようだが、特定外来生物に指定されたザリガニ等の飼育を続ける場合は許可が必要だ。
ちなみに、この記事の冒頭のザリガニ写真はアメリカザリガニである。
・特定外来生物に指定される可能性が高いザリガニ等
2020年11月から正式に特定外来生物に指定される可能性が高いザリガニ等だが、少なくとも以下の種類が指定される可能性があるようだ。ただし、前述したようにアメリカザリガニと二ホンザリガニは除外されている。
1. ザリガニ科の全種
2. アメリカザリガニ科の全種
3. アジアザリガニ科の全種
4. ミナミザリガニ科の全種
……ほか多数
・アメリカザリガニ科のアメリカザリガニはOK
アメリカザリガニ科の全種と記されているが、特定外来生物指定からアメリカザリガニ自体は除外されており、今後も飼い続けることができそう。たとえば、アメリカザリガニ科のアメリカザリガニは問題ないが、アメリカザリガニ科のミステリークレイフィッシュは特定外来生物に指定されるということのようだ。
とはいえ、アメリカザリガニ自体は緊急対策外来種に指定されているため、今後、飼育禁止となってもおかしくない状況だ。
・懲役1年以下もしくは100万円以下の罰金
もし特定外来生物に指定されたザリガニ等を飼育した場合、「許可なく飼養等をした」ということで、販売目的だろうと、配布目的だろうと、そしてペットとして飼っていたとしても、罰則が規定されている。懲役1年以下もしくは100万円以下の罰金が科せられる可能性があるのだ。
・言い訳は通用しないかもしれない
特定外来生物に指定されたザリガニ等を飼育し、それによる罰を受けることになった場合、「知らなかった」「悪いことをしているつもりはなかった」などの言い訳は通用しないかもしれない。
今後、ザリガニ等が正式に特定外来生物に指定されるかどうか、注視していきたい。
もっと詳しく読む: 2020年11月からザリガニの飼育禁止へ / 特定外来生物の無断飼育は非常に重い罰則「懲役1年以下100万円以下の罰金」(バズプラス Buzz Plus) https://buzz-plus.com/article/2020/08/21/crayfish-specific-alien-species/
※冒頭写真はイメージです
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