トヨタ ウィッシュ|スポーティミニバンらしさが光る1.8Sに注目すべし!【予算100万円ならコレが買い】
人気が下り坂な今こそお得な1台を見つける好機!
昨今のSUVほどの盛り上がりはないが、新車/中古車に限らず注目度が高まっているミニバンカテゴリー。特に、押し出しの強いルックス&広々とした室内を打ち出したミドルサイズ以上の箱形モデルの人気が堅調だ。
その陰で、一昔前に大ヒットした低車高モデルの存在感が、じわじわ薄まってきているのも事実。当該モデルの中古車相場が軒並み大きく下落していることからも、潮目が変わったことが分かる。
だがこうした状況は、見方を変えれば、低予算で状態の良い中古車を手に入れるチャンスでもある。2017年10月に生産終了となったシリーズ2代目のトヨタ ウィッシュは、その好例と言える。
2009年4月に登場した2代目は、大ヒットした初代のコンセプトを踏襲しつつ、広範囲で熟成されているのが特徴。注目は熟成の進んだガソリンエンジン。1.8Lと2Lの2本立てという構成は初代と同じだが、主力となる1.8Lエンジンに関しては、従来より12馬力アップしつつ、低燃費化も図られている。トランスミッションも7段マニュアルモード付きCVTとなり、スポーティさに磨きがかかっている。
ワゴン的な使い方にも十分応えるスポーティミニバン
シートは2-3-2の7人乗りと、2列目にキャプテンシートを採用した6人乗りの2タイプ。こちらも初代と変わらないものの、フル乗車時の荷室容量が若干アップしている。3列目と2列目のシートの背面を倒せばフラットな荷室空間が広がるため、多人数乗車を想定した使い方だけではなく、ステーションワゴン的に積載量重視な使い方にも十分応えてくれるのは大きな魅力だ。
気になる中古車市場の動きだが、生産終了から3年近くたったことで、流通量は減少傾向にある。だが、相場は順調な下落傾向にあり、最安値帯も総額50万円以下の水準まで下がってきた。
100万円の予算があれば、幅広い選択肢から好みの1台をピックアップできる状況と言えるだろう。ちなみに、流通量のおよそ95%を1.8L車が占めているため、2L車にこだわるのは得策とは言えないということを覚えておこう。
できるだけ低予算でお得&納得な物件を狙うなら、2012年3月までの前期型に注目。走行距離は5万~7万kmがボリュームゾーンとなるため、6万km前後を目安にすると選びやすい。
走行距離の少ない後期型ならハイバリューは確実!
マジョリティは1.8L車のベースグレードにあたる1.8Xだが、せっかくなら本革ステアリングやパドルシフト、スポーツモード付きCVTなど、ウィッシュらしいスポーティな装備を多数採用した1.8Sに狙いを絞りたいところ。予算80万円前後で走行距離5万km以下の1.8Sが手に入れば、お得&納得感もハイレベルなはずだ。
さらなるバリューを追求するなら、2012年4月以降の後期型に狙いを絞る手もある。ウィッシュらしいスポーティなルックスに磨きがかかった他、エンジンの改良により燃費性能がアップしているのもうれしいポイント。前期型よりもかなり選択肢は絞られるが、予算100万円で走行距離5万km以下の1.8Sも射程圏内に入ってくる。走行距離の条件を5万km台まで許容できれば、一気にターゲットが増えてくることも覚えておこう。
文/中野剛、写真/トヨタ
関連記事リンク(外部サイト)
日刊カーセンサーは、中古車だけでなく新型車やドライブ、カーグッズ、レース&イベントなど幅広いジャンルの情報・ニュースをお届けするエンタメ系自動車サイトです。面白くて役に立つネタを全力で配信しています。
ウェブサイト: http://www.carsensor.net/contents/
TwitterID: carsensor
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。