女子コミックからBL、ハーレクインも!Amazon Kindleストアが既に充実!!
ついに日本にも上陸したAmazon Kindle(キンドル)。電子書籍リーダーの『Kindle Paperwhite』だと8480円から、アプリやゲーム・音楽・本といったコンテンツに加えてネットも楽しめるタブレット『Kindle Fire』が12800円という価格を実現して、一挙に電子書籍が現実的なものになってきました。
また、Kindleストアには1450000冊以上の作品が販売されており、漫画家の西原理恵子さんの最新刊『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント』(文藝春秋)や、ニコニコ動画で人気のクリエイターじん(自然の敵P)さんの書き下ろしノベル『カゲロウデイズ -in a daze-』が人気上位に挙がってきています。
『オタ女』的に気になるのは、女子コミックの品揃えですが、2012年10月27日現在で約1600冊。雲田はるこさんの『昭和元禄落語心中』(講談社)やなもりさんの『ゆるゆり』(一迅社)、ろびこさんの『となりの怪物くん』(講談社)などが既に購入できます。
一般書店で購入する際にちょっと躊躇してしまいそうなボーイズラブ系は、小説が約1200冊・コミックが約420冊並んでおり、SHOOWAさんの『イベリコ豚と恋と椿。』 (GUSH COMICS) や夏目イサクさんの『飴色パラドックス』(ディアプラス・コミックス)、黄河洋一郎さんの『ケダモノ男子』(JUNEコミックス)などの人気作が電子書籍化。ショコラノベルスやビーボーイズノベルス、B-PRINCE文庫、プリズム文庫といったレーベルも既に充実した数の作品を揃えています。
すごいのがハーレクイン。カナダ発の女性向け大衆恋愛小説出版社はもともと電子書籍化に力を入れており、ニンテンドーDS向けのソフト『大人の恋愛小説 DSハーレクインセレクション』を発売するなどのチャレンジもしていたのですが、Kindleストアにも小説・コミックあわせて3700冊以上もの作品が用意されています。一社でこれだけの数を投入するとは、恐るべしハーレクイン。もちろんロマンスからファンタジー、シークものなど、各ジャンルとも豊富にラインナップ。ファンにとってはうれしい悲鳴を上げる内容となっています。
Kindleは発売予定のリーダーだけでなく、PCやiPhone/iPad、Andoroid端末でもアプリをダウンロードすることにより使うことができます。
今後、ジャンル問わず作品数は増えていくことが予想されるので、電子書籍を楽しむ人を街で見かけることも多くなりそう。いずれにしても、『オタ女』的にもチェック必須といえそうです。
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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