音楽ずきおじさんの解放区『ザ・カセットテープ・ミュージック』(MC:マキタスポーツ、スージー鈴木)が教則本に!
『ザ・カセットテープ・ミュージック』というテレビ番組をご存知だろうか? BS12 トゥエルビにて毎週日曜の21時に放送中の音楽バラエティである。オトネタ芸人、ミュージシャン、俳優として活躍中のマキタスポーツと、多くの著書を持つ音楽評論家のスージー鈴木が、独自のマニアックな視点で80年代音楽について鋭く斬り込み、語り尽くす「音楽ずきおじさんの解放区」として多くのファンの支持を受けている。
かくいうワタクシどもリットーミュージックだって、『ギター・マガジン』などを刊行し、「80年代に青春を過ごした音楽ずきおじさん」に愛されてきた出版社だ。
相性が悪いわけはない。スージー氏の著者『いとしのベースボール・ミュージック』(小社刊)でお近づきになってから、収録で会社訪問をしていただき、さらに番組Tシャツの販売などを行なったりと、ズブズブの関係(?)を築いてきた両者が、ついに番組公式本という形でタッグを組むこととなった。
ズブズブ1:『いとしのベースボール・ミュージック』
https://www.rittor-music.co.jp/product/detail/3118343001/[リンク]
ズブズブ2:番組による企業訪問放送回(番組HPリンク)
https://www.twellv.co.jp/program/music/cassettetapemusic/archive-cassettetapemusic/cassettetapemusic-052/[リンク]
ズブズブ3:Tシャツ販売(TODリンク)
https://t-od.jp/item/?brand_id=C00012[リンク]
時を戻そう。
書籍発売は重大発表として8月4日、番組初のオンライン生配信イベントにて行われるとのことで、いち視聴者としてモニターの前で正座待機(実際には缶チューハイ片手に超リラックス観覧を決め込んでました)。
20時に配信がスタート。カセットガール(アシスタント)のうめ子こと河村唯さんがスナックのママよろしくお酒を作り、マキタ氏もスージー氏も一杯やりつつユルっとした雰囲気で進行。番組で何度も取り上げてきた“転調“や“ガッチャマン進行”について、視聴者にアンケートを募って優秀作品を発表したり、ビリー・ジョエル作品に似ている国内楽曲を紹介したり(かなりキワドイ内容だったけど、これも配信ならでは!)。さらに生セッションなどもあって大いに盛り上がる。
写真上:マキタスポーツ
番組も最終盤になって、いよいよ発表されたのが書籍の刊行だ。チャット上でも「キタ〜!」というコメントが滝のように(下からだったけど)流れてくる。奥さんに喜んでもらえて嬉しいかぎり!
さて、この『ザ・カセットテープ・ミュージックの本 〜つい誰かにしゃべりたくなる80年代名曲のコードとかメロディの話〜』(10月10日発売)は、これまでの放送で取り上げてきた、ビクトリー・コード進行、ドラマティック・マイナー進行、未練進行、ソ#、ミファミレドなどなど、独自の音楽理論をわかりやすく誌面で伝えていきます。ちょいとギターを手にとって読み進めていけば、つい誰かに話したくなる音楽ネタがいっぱい身についちゃうという寸法ですよ、奥さん!
写真上:スージー鈴木
ほかにも、昨年から番組で幾度となく話題となった「シティ・ポップとアーバン・ミュージック」についての研究レポート(?)、カセットガールズの座談会など、番組ファン、音楽ファンが存分に楽しめる内容となっております。
商品紹介
https://www.rittor-music.co.jp/product/detail/3119343007/[リンク]
番組ホームページ
https://www.twellv.co.jp/program/music/cassettetapemusic/[リンク]
番組Twitter
https://twitter.com/BS12_cassette[リンク]
ベストセラー1位!! 『ザ・カセットテープ・ミュージックの本〜つい誰かにしゃべりたくなる80年代名曲のコードとかメロディの話〜』
著者:マキタスポーツ スージー鈴木
定価:本体2,000円+税
発売:リットーミュージックPROFILE
マキタスポーツ
1970年山梨県生まれ。ミュージシャン、芸人、俳優。2013年、映画「苦役列車」の好演をきっかけに、役者として活躍の場を広げる。文筆家としても鋭い時評・分析を展開。著書『越境芸人』『すべてのJ-POPはパクリである 現代ポップス論考』など。スージー鈴木
1966年大阪府生まれ。音楽評論家。昭和歌謡から最新ヒット曲まで邦楽を中心に幅広い領域で、音楽性と時代性を考察する。著書『チェッカーズの音楽とその時代 』『イントロの法則80’s 沢田研二から大滝詠一まで』など。
(執筆者: リットーミュージックと立東舎の中の人)
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