ラーメンライター井手隊長の美味しかったラーメン月間ベスト5(2020年7月)
全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。今回は私が7月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。コロナ騒ぎでなかなか外食が厳しいという方も多いと思いますが、一日でも早く終息することを願って。
それでは発表します!
第5位:○惠中華そば(巣鴨)
ミシュランガイド東京一つ星“Japanese Soba Noodles 蔦”が巣鴨から代々木上原に移転し、跡地にようやくお店が入った。新店ながら落ち着いた佇まいで、ラーメンは塩一本。青磁の大ぶりのどんぶりが嬉しい。
「チャーシューメン」をいただく。口の中でふわっと広がる旨味は格別。ここに分厚いチャーシューの香ばしい燻製の香りが加わる。そしてネギの清涼感。余計なものは足さず、いい部分をハッキリと出した作りが心地よい。
第4位:大宮 大勝軒(大宮)
“永福町大勝軒”系の人気店。
「中華麺」を注文。普通盛りで2玉分の量。具はチャーシュー、メンマ、ナルト、ノリ、ネギ、ゆず皮。
煮干しがバシッと効いてラードで蓋をしたアツアツのスープは歴史を感じる味わい。これぞ日本のラーメンと唸る一杯。
第3位:らぁ麺や 嶋(西新宿五丁目)
6月オープンの新店。店主は“かしわぎ”“支那そばや”出身。
「特製醤油らぁ麺」を注文。物凄く丁寧な作りで接客も素晴らしい。
具はチャーシュー、肉ワンタン、海老ワンタン、味玉、ネギ、細切りメンマ。麺は細め全粒粉入りストレート。素材の旨味の一体感が素晴らしく、寸分狂わぬバランス。長年やっているかのような貫禄。
今年の賞レースを賑わせるお店になりそうだ。
第2位:川の先の上(上大岡)
上大岡の人気店“G麺7”の5号店。西口からまっすぐ歩き、本当に川の先の2Fにある。
「らーめん味噌」の具はチャーシュー2種、餃子、メンマ、ニラ、焼きネギ、青ネギ。
麺は平打ちストレートの自家製麺。上にバジルソースがかかる。
濃厚な赤味噌のスープは中華鍋で炒める製法。具に餃子が入っている、のがなんと言ってもユニーク。
挽肉を入れるのは味噌でよくあるが、皮まで入っていて食感がいいのと、ちょっとジャンクな感じも楽しい。しっかり作られた一杯だが、ちょっと遊びのあるラーメンで、食べていて楽しくなる。
第1位:ちえちゃんラーメン(神田)
神田に突如現れた昭和レトロな外観のお店。
「チャーシューメン(並)」をいただく。青磁の器に並々スープ、そしてチャーシューがどどん。見た目からして興奮。
懐かしきレトロな豚の旨味。柔らかなチャーシューとシャキッとしたネギ。もうこれで十分。
麺を生卵につけて食べると、すき焼き風に。肉の旨味と醤油をまとった麺だから当たり前なのだが、旨い。
そしてご飯にチャーシューを乗せ、生卵をかけ、海苔をパラパラ、そしてスープをかけるともう鬼レベルの旨さ。
日本人の魂を揺さぶる一杯だ。
(執筆者: 井手隊長)
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。