「尊い」「めっちゃムズムズする」 満員エレベーターで小さな先輩女子を守ろうとして壁ドンになったマンガが「いいぞもっとやれ」状態
『イケメン彼女とヒロインな俺!?』(パルシィコミックス)などの作者の斎創さん(@saiso_)が、『ストーリアダッシュ』(竹書房)で連載している『うちの会社の小さい先輩の話』。2020年7月31日にTwitterで発表された回は、背の小さいけど胸はご立派な片瀬先輩がエレベーターで押しつぶされているのを新人社員の篠崎くんが見かけて……というストーリーです。
小さい先輩と満員エレベーターの話。 2/2 pic.twitter.com/Ppn8jwYgMo— 斎創:おねショタ発売中!! (@saiso_) July 31, 2020
朝、激混みのエレベーターで「内蔵が潰される…」と耐える篠崎くん。「始業前なのにもう帰りたいなぁ」「重量オーバーって意外とならないもんだな…」と考えていると、視線の下にピコピコ動くものが。そこでは片瀬先輩がむぎゅっと押しつぶされていました。
片瀬先輩の腕をぐいっと引っ張って、壁側に移動させた篠崎くん。図らずも壁ドンみたいになって、「おぉおおおぉおはようございます先輩!!うちのフロアは最後だしこっちの方が邪魔にならないかと!!」と慌てて伝えます。「お気遣いありがとうございます」と笑う片瀬先輩に「良かった…朝から変な奴だと思われてない…」とホッとするのですが……。
「こんなに混むなら満員手当が欲しいですよね」「ですねぇ。六階だと階段で行くのも大変ですし…」と和やかに会話するのですが、ポジション的に片瀬先輩のミニマムながらボリュームのある胸が見事に見える位置! 「色々とよろしくないのでは!?」と思う篠崎くんを、他の人が容赦なく押してきます。
「不味い…今ので体勢を崩して…このままだと先輩の先輩に俺の俺が…ッ!!」となる篠崎くん。「どうしました?」と言う片瀬先輩に、「あぁ、いえ!なんでもないです」とごまかしつつ、「踏ん張れ俺!ここは何としても耐えないと!俺のこか…沽券にかかわるっ!!」と必死。しかも、階が上がって人は減っているはずなのに圧力が変わないどころか、「なぜか圧がどんどん強くなってくる…」と感じています。
その圧の正体は……同じ部署の主任と早川さん! 「一体何が起こっているんだ!?」と思う篠崎くんをよそに、主任は非常に良い笑顔……。「1ミリ、1ミリでいいから…俺と先輩の間に隙間を…」と息を荒くしているのを見て、「篠崎さん…一生懸命頑張ってくれていますが…もしかしてこれは…壁ドンというやつではないでしょうか?」と気づいてドキドキしだす片瀬先輩。
「何故でしょう…もっとゆっくりと思ってしまいます…」と赤くなる片瀬先輩ですが、一方の篠崎くんは「早くっ!!何でもいいから六階に着いてくれ…っ!!」と必死。そうこうするうちに、六階に着く音がして、「勝った!俺は勝ったんだ!!」と確信する篠崎くんですが、片瀬先輩のバッグに付けていたネコのチャームがポロっと落ちて……。
「ねこちゃんが」と取ろうとした時に、トンと当たってしまって「先輩の先輩に俺の俺が」状態に。カアァと赤くなる片瀬先輩に、「えぇえぇっとあの!先輩今のは…」「あのっ私も…すいません」とわたわたするふたりをよそに、主任が「閉」ボタンを押して早川さんと「一生やってろ」と降りていき、「一階からコンティニューさせられた」そうです。
「尊い」「最高」「めっちゃムズムズする」といった反応のほか、「主任たち良い仕事してる」という声も多かったこのエレベーター回。「普通に笑って頂いた方が多くてうれしかったです。こういう会社に入りたいというご感想も多くて、ありがたいですね」という斎創さんによると、「物理的に距離が近くなるネタが描きたかった」とのこと。「思った以上に満員のブザーが鳴らずに、ギチギチなエレベーターに乗ったことが自分もあります。乗り口と降り口が反対になるタイプだといいですが、そうじゃないと降りるのも大変ですよね」と自身の経験も話してくれました。
同人版の電子第2巻が2020年7月31日にAmazon kindleで発売となっている『うちの会社の小さい先輩の話』。片瀬先輩と篠崎くんの話だけでなく、早川さんのオタ活が主任にバレて振り回されるストーリーなど、ほっこりエピソードが毎話繰り広げられています。『ストーリアダッシュ』の連載を見逃したという人は要チェックです。
うちの会社の小さい先輩の話(ストーリアダッシュ)
https://storia.takeshobo.co.jp/manga/small_senior/ [リンク]
※画像はTwitterより
https://twitter.com/saiso_ [リンク]
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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