海外から謎の植物の種が届く?!「開けないで!」 植物防疫所が警告
「海外から謎の植物の種が届く」という声が、Twitterで複数上がっています。
特に多く見られるのは「中国からAmazon経由で植物の種が届いた」というもの。
農林水産省の施設等機関である植物防疫所(※)では「海外から注文していない植物が郵送された場合は、植物防疫所にご相談ください」という警告コメントを出しています。
※植物防疫所:植物防疫法に基づき、有用な植物を害する動植物(害虫や病原体)の移入・移出を防ぐための検疫を行うことを主な業務としている
https://www.maff.go.jp/pps/j/information/200730.html [リンク]
海外から注文していない植物が郵送された場合は、植物防疫所にご相談ください
最近、注文をしていないのに海外から種子が郵便などで送られてくる事例があるようです。
このような事例では、輸入時に植物検疫を受けていない場合が多いのですが、植物防疫法の規定により、植物防疫官による検査を受けなければ、植物は輸入ができません。輸入時に検査を受けた場合は、外装に合格のスタンプ(植物検査合格証印)が押されます。
もし、輸入検査を受けていない(外装に合格のスタンプのない)植物が届いたら、そのままの状態で、最寄りの植物防疫所にご相談ください。
なお、心当たりの無い種子が届いても、庭やプランターなどに植えないでください。また、種子がビニール袋に入っている場合は、ビニール袋を開封しないでください。
※外装が未開封の場合、配達後に受け取りを拒否することもできますので、郵便局にご相談ください。
※輸出国植物防疫機関が発行した検査証明書(Phytosanitary Certificate)が添付されていない苗や種子は輸入ができません。
※植物防疫所 令和2年7月30日「注目情報」より引用
このような身に覚えのない種が届いた場合は、中の袋を開封せず別の袋に密閉し、植物防疫所に問い合わせてください。間違えて種の袋も開封してしまった後は必ず手洗いを。
植えたり、そのまま捨てたりするのは危険です。
植物防疫所の連絡先はこちらです。
https://www.maff.go.jp/pps/j/guidance/outline/contact.html
ネットではバイオテロなどを懸念する声も上がっているため、早期の調査・対策が望まれます。
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