向井理「今の自分を見つめ直した」直木賞受賞作を堤幸彦が舞台化『悼む人』

人気作家、天童荒太の直木賞受賞小説『悼む人(いたむひと)』が、堤幸彦さん演出、向井理さん主演で舞台化。19日に東京・渋谷パルコ劇場にて上映を開始し、18日に最終舞台稽古が公開。小西真奈美さん、手塚とおるさん、真野恵里菜さん、伊藤蘭さんが登壇しました。

『悼む人』は、全国を放浪し、死者を悼む旅を続ける主人公を巡り、その悼む旅に随伴する、かつて夫を殺した女、人間不信の雑誌記者、末期癌の母、子供を身ごもる妹らのドラマを描いた物語。

かねてより『悼む人』に熱いラブコールを贈り、今回の演出が実現した堤さんは「原作を読んですぐに向井君の顔が浮かんだ」とコメント。向井さんは「自分が演じる役にまだ迷っている部分もあり、舞台はある意味ギャンブルだと思う。けれど精一杯演じたいです」と意気込みを語りました。

「今回の舞台出演をきっかけに(死について考えるという意味で)道に手向けられている花が気になる様になりました。悼むとはどういう事なのか、今の自分を見つめなおすことが出来る作品です」と作品について話しています。

共演の小西さんは本作が本格的な舞台は約8年ぶり。「女性の声も男性の声も出さないといけない役柄なのでとても難しかった」と話し、舞台での小西さんの熱演ぶりにも注目です。

舞台『悼む人』は渋谷・パルコ劇場での公演を皮切りに、この秋全国11ヶ所で公演。向井さんは「地方の食べ物とお酒を楽しみたい」と笑顔を見せました。

悼む人
http://www.parco-play.com/web/play/itamuhito/

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藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

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