フォルクスワーゲン ゴルフ|上級グレードのTSIハイラインも予算100万円の射程圏内に!【予算100万円ならコレが買い】
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世界が認めるハッチバックのスタンダードモデル
ドイツの自動車メーカーであるフォルクスワーゲンの看板モデルに位置づけられるゴルフ。
1974年に登場した初代を皮切りに、代々ハッチバックのスタンダートとして、市場をリードしてきたモデルだ。
昨年12月にフルモデルチェンジが行われ、シリーズ8代目となる新型が地元ドイツでデビューした。
新型の日本デビューは2020年末以降になると予想されている。
ここでは、モデル最末期にさしかかったシリーズ7代目となる現行型に注目したい。
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オールマイティカーとしてのレベルがアップした7代目
2013年4月に登場した現行型は、歴代モデルがそうであったように、先代よりボディサイズが若干大きくなった。
全幅はついに1800mmに達した他、ホイールベースも60mm延長されたことで、室内空間はもちろんラゲージスペースも広がっている。
一方で、MQBと呼ばれる新開発の骨格を採用したことで、ボディ拡大による重量増を抑えているのが特徴だ。
エンジンは、高性能&高効率化で力強い走りと低燃費を擁立した1.2Lと1.4Lのガソリンターボを中心に、スポーツグレード用の2Lターボや2Lディーゼルターボを用意。
この他、プラグインハイブリッドや電気自動車もあり、パワートレインのラインナップは豊富。
さらに、ミニ波レーダーを使ったプリクラッシュセーフティシステムや自動ブレーキなど、安全装備も充実。
ドイツ車らしい質実剛健な作りと、手応えのしっかりした乗り味、そして使い勝手の良い室内など、日常の足としてはもちろん、レジャーやファミリーカーなどオールマイティな1台に仕上がっている。
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本命は選択肢が豊富なTSIトレンドライン
登場から7年が経過した現在、増減はあるものの中古車流通量はおおむね1000台超の水準をキープ。
エンジン別でみると、1.2Lガソリンターボ車が最も多く、全体のおよそ4割を占めている。これに1.4Lと2Lのガソリンターボ車が続く。ディーゼル車やプラグインハイブリッド車はレアな存在となっている。
直近の中古車相場は上昇しているが、これは新型登場を控え、ディーラーの展示車や試乗車が中古車として多く出回り始めたことが原因と考えられる。
だが過去1年まで視野を広げると、相場は下落傾向にあり、2017年4月までの前期型を中心に、予算100万円圏内の物件が増えている。
予算100万円で狙いやすいのは、1.2Lガソリンターボ車。エントリーグレードのTSIトレンドラインと、全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロールをはじめ装備を充実させたTSIコンフォートラインが該当するが、どちらか迷ったらよりハイバリューなTSIコンフォートラインを優先しよう。走行距離5万km前後の物件が多いのもグッド。
さらなるバリューアップを図るなら、1.4Lガソリンターボエンジンを搭載する上級グレードのTSIハイラインに注目。選択肢はやや狭まるものの、走行距離5万km程度の物件も射程圏内に入ってくる。
装備の充実度はもちろんだが、1.2Lガソリンターボを上回るパワーで、ストレスのない走りがTSIハイラインの魅力だ。
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文/中野剛、写真/フォルクスワーゲン
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