子供部屋の役割とレイアウトのコツを広さ別(4畳~8畳)に紹介
子供が勉強や遊びに集中できて、またリラックスできる子供部屋にするためには、レイアウトを考えることはとても大切です。それぞれの住宅事情、一人っ子や兄弟姉妹のいる場合の子供部屋の広さに合わせたレイアウトのアイデアを紹介します。
子供部屋の役割
子供は年代によってライフスタイルの変化が大きいので、その年代によって子供部屋のレイアウトを考える必要があります。
子供部屋の役割は3つあります。おもちゃや本、服などを置く場所、勉強する場所、眠る場所です。
また、子供部屋の第一条件は照明が明るいことです。勉強や読書をする時に、部屋全体が明るくないと視力が悪くなることがあります。シーリングライトやスタンドライトで十分な明るさを確保しましょう。
子供部屋があることで子供は、自分で部屋を管理するようになって、独立心や自立心が生まれます。子供部屋を子供自身に掃除・片付けさせて、常にきれいにしておくことで、整理整頓が身につきます。
小学校入学前から小学校低学年までは、まだ親の手助けを必要とする時期です。子供部屋があっても 、子供が自分で身の回りのことをできているか確認してください。
子供が成長するにしたがって、子供にも家の中で一人になりたい時間がでてきて、プライバシーが必要になってきます。子供が家族の目を気にせずに、リラックスして読書や趣味を楽しむ空間として子供部屋は必要です。
子供部屋を用意する時期は個人差がありますが、子供は10歳ぐらいになると、自立心が芽生えて自分のことは何でも自分でやりたがったり、色々なことに興味を持ち始めます 。このタイミングに子供部屋を用意するのがおすすめです。
子供部屋レイアウトのコツ
子供部屋の広さは、住宅事情や子供の数などによって変わってきますが、、机やベッド、収納家具などは最低限必要です。スペースを上手に活用してレイアウトすることがポイントです。
ベッドと机を壁につけることで、部屋の中央にまとまったスペースが生まれ、部屋がすっきりと広く感じます。
レイアウトをする前に部屋の大きさと机やベッドなどのサイズを測って、部屋の大きさに合う家具を購入します。
勉強に集中できるレイアウト
勉強に集中できるレイアウトにするには、子供部屋の角に机を置くのがポイントです。 目の前に窓があったり、机の後ろにドアがあると気になって勉強に集中できない子供もいるので、 子供部屋の状況によって机のレイアウトを考えます。
机の位置が決まったら、ベッドの位置も決まってきます。ベッドの位置は 机から見えない行きま理想です。机から見える位置にベッドがあると、休憩したくなったりして気が散ることがあるからです。
収納棚は机の近くに置きます。勉強に関連のあるものは、すぐ取り出せる場所に、趣味や遊びの道具は下の方や違う場所に置くようにすれば、勉強に集中できます 。
子供部屋の色の選び方も大切です。色は人の心理に影響を与えることが分かっています。
集中力を高めるのはブルーですが、カーテンや小物などを子供の好きな色にして、リラックスできるようにすることも大切です。
子供部屋の広さに合わせたレイアウト:一人っ子の場合
一般的な子供部屋の広さは、4.5畳と6畳です。
子供が高校や大学まで一緒に住むと仮定して、成長してからも必要な収納家具が入る広さを想定すると、子供部屋に必要な広さは、一人当たり6畳ほどです。
子供が小・中学生以上になると、服の量や持ち物も増えてきます。子供部屋の収納量を考えるときは、成長したときのことを考えて、将来的に大きめのクローゼットなどが置けるスペースを確保しておく必要があります。
4畳~4畳半
4畳の子供部屋でもレイアウトを工夫すれば、ベッドや机、本棚を置くことが可能です。ただし、 これ以上家具を増やせないので、まだ収納するものが少ない小学校低学年ぐらいまでの子供部屋になります。
4畳半になると、0.5畳大きくなったスペースに棚を置くことができるので、荷物が少ない小学校の低学年から、本や雑誌が増える年齢まで使えます。
5畳~6畳
5畳の子供部屋になると、空きスペースも増えて収納家具を置いても息苦しさを感じずに過ごすことができるようになります。
6畳の子供部屋なら、中学生から大学生、社会人になっても使えます。子供が大きくなると、学校で使う道具の他に、衣類や趣味の物を入れる収納スペースが必要になります。6畳あれば、収納も空間もあるレイアウトが可能です。
8畳
8畳の子供部屋なら、さまざまにレイアウトできます。ドアや窓、備え付けのクローゼットの位置などを考えて、子供が過ごしやすいレイアウトが可能です。
例えば、机とベッドを壁の両側に設置して、それぞれ勉強とリラックスのスペースに分けたり、ベッドを子供部屋の中央に置いてホテル風のレイアウトにしても使えます。
子供部屋の広さに合わせたレイアウト:兄弟姉妹のいる場合
兄妹姉妹がいる場合などは、住宅事情によっては子供部屋をシェアしなければならないこともあります。その場合、子供2人で1室をシェア、机が2つ、ベッドは2段ベッドと仮定すると、子供部屋の広さは最低でも4畳半は必要です。
4畳半~5畳
机を横に並べて、2段ベッドを子供部屋の長い側面に配置すれば、4畳半でも二人で子供部屋をシェアできます。
5畳の場合も、やはり2段ベッドは子供部屋の長い側面に配置しますが、机を向かい合わせに置いたレイアウトも可能です。
ただし、荷物が増えてくると難しくなってきます。
6畳
6畳の子供部屋なら、机やベッドのほかに収納家具を増やせるので、子供がある程度まで大きくなってもシェアできます。
机と机の間に収納家具を置けば、子供同士である程度の距離を保つことができて、プライベートな空間を持てるようになります。
8畳
8畳の子供部屋なら、子供2人でシェアしても、広く使うことが可能です。壁の両側にベッドと机を対面に配置しても、中央に十分なスペースがあります。
また、異性の場合も、子供部屋を二段ベッドや収納家具で仕切れば、それぞれのプライベートな空間が生まれます。
おわりに
子供の独立心や自立心を養うために、大切なものです。子供部屋を自分で管理することで、整理整頓が身につきます。
子供部屋に必要な広さは、一人当たり6畳ほどが理想ですが、それぞれの住宅事情によっても違ってきます。
子供部屋の広さに合わせてレイアウトを工夫してあげれば、子供は自分の部屋が好きになります。ただし、任せきりにするのではなく、過干渉にならない程度に見守ることも忘れないでください。
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