2020年のお月見の時期はいつ?お団子などをお供えする理由もご紹介!
秋になると夜も長くなり、ふと月を見ながらゆったりと楽しみたいと思うこともありますよね。日本ではそんな秋の日の1日を、お月見の日として楽しんでいます。
そこで、ここでは2020年のお月見はいつなのかをご紹介します!さらに、お供えするものの由来や意味についても解説しますね。
2020年のお月見は10月1日(木)
2020年のお月見は10月1日(木)です。
お月見は毎年違う日になるので2021年になると日付は変わります。なぜ毎年お月見の日、十五夜は変わるのでしょうか?
毎年変わるお月見の日「十五夜」
十五夜とは旧暦で毎年8月15日のことです。美しい月を眺める行事のことを意味するもので、古くからの風物詩となっています。
ただ、十五夜はその年によって日付が変わるので注意が必要です。
以下に2020年~2022年までの十五夜をまとめたので、お月見を楽しみたい方はぜひ参考にしておきましょう。
・2020年:10月1日の木曜日(満月は10月2日の金曜日)
・2021年:9月21日の火曜日(満月も9月21日の火曜日)
・2022年:9月10日の土曜日(満月も9月10日の土曜日)
なお、満月になるかどうかもその年によって1~2日ほどズレることがあるので、十五夜でも満月ではないことがあります。
旧暦と現在の暦の違い
十五夜が8月15日なのはあくまで旧暦での話です。現在の暦(新暦)とは、暦が異なるので注意が必要ですね。
そもそも旧暦と新暦は制度が違います。
旧暦は月の満ち欠けと、太陽の動きを参考にすることで季節のズレが大きくならないようにする「太陰太陽暦」という制度で組まれています。
それに対し新暦は、太陽の動きから1年を365日、もしくはうるう年の366日と決めて12ヶ月を当て込んで組まれています。
このように月の満ち欠けを基準としている旧暦に対し、365日を1年とする現在の暦では、毎年お月見の日も変わるというわけです。
「十五夜」の由来も旧暦から
旧暦では新月の日が1日とされており、毎月15日前後になると満月になります。これが「十五夜」の由来となっています。
お月見の名物、お供えの由来
お月見の名物でもあるお供え物は、お団子とススキと里芋が主流ですね。
それぞれなぜお供え物として飾るのでしょうか?その由来や意味をご紹介します。
お団子
お団子をお供えする理由は、お団子の形状が月を思わせる円状になっていることが由来とされています。
お供えするお団子の数は、15個や12個といわれることが多いです。
これは十五夜になぞらえて15個のお団子をお供えするという考え方の他、1年の満月の数が12回あるために12個のお団子をお供えするという考え方もあります。
ススキ
ススキをお供えする理由は神の依り代とされる他、切り口が鋭いことから魔除けの効果があると信じられていたためです。
また、お米の収穫時期より早いために稲穂に似た形状をしているススキをお供えすることで豊穣を祈り、感謝を伝えていたという説もあります。
里芋
お月見の時期に収穫を迎える里芋も、十五夜にお供え物として飾ることがあります。
このことから十五夜には里芋の収穫を祝う、「芋名月(いもめいげつ)」という別名もあります。
地域によっては里芋を調理してお供えすることもある他、そのままお供えすることもあり、違いはありますがどちらが正しいということはありません。
別名の「中秋の名月」と「仲秋の名月」、どちらが正解?
十五夜の別名で、「芋名月」よりも有名なのが、「ちゅうしゅうの名月」ですよね。
「ちゅうしゅうの名月」は、「中秋」と「仲秋」のどちらで表記するのが正しいと思いますか?
「中秋の名月」とは
「中秋の名月」とは、秋の真ん中の名月という意味です。文字通り、秋の真ん中に現れる名月ということで、十五夜そのものを指すことが多いですね。
十五夜の別名として使うのであれば「仲秋の名月」ではなく、「中秋の名月」を使うのが一般的となっています。
「仲秋の名月」とは
「仲秋」とは、旧暦で8月という意味があります。
そのため8月の素晴らしい月全般を指すことになるので、十五夜とは限りません。満月ではなく三日月などでもOKです。
まとめ
毎年お月見を楽しみにしている人もいると思います。
お月見は現在のカレンダーの8月15日ではなく、旧暦の8月15日、という事を留意する必要があります。そして、旧暦8月15日の十五夜も満月とは限りません。
どちらにせよ、雲にかかっていなければ美しい姿を見せてくれることに間違いはないですが。
また、お供えに関してもしっかりとした意味があるので、より雰囲気を出したいということなら、ぜひともお団子とススキ、そして里芋を用意すると良いかもしれませんね。
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