素に戻る松本人志 自身の番組に“独裁者”からの「圧力」がかかっていたと知る瞬間

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素に戻る松本人志 自身の番組に“独裁者”からの「圧力」がかかっていたと知る瞬間

7月10日放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)で“爆弾発言”が飛び出しました。

「(ワイドナショーだけでなく)ダウンタウンDXでも、そういうの(気に入らない発言)は全部、マネージャーに言ってカットさせてもらいました」

その発言を聞いたダウンタウンの松本人志さんは、まさか自身の番組の裏側で「圧力」がかかっていたとはつゆ知らず、その表情から笑顔が消えて、一瞬、顔が固まりました。

いったい、発言の主は誰だったのでしょうか?

それは、この日のゲストで、お笑い女芸人トリオ「3時のヒロイン」のリーダー・福田麻貴さんでした。

どこにでもいそうな外見で、トリオで一番目立たない存在ですが、個性が豊すぎる“ゆめっち”と豊満すぎる“かなで”を率いて、ネタも演出も手掛ける、業界内でも一目置かれている女芸人です。

その麻貴さんが、『ダウンタウンなう』のメーン企画「ホンネでハシゴ酒」のトーク中、普段から“下品な話”をするゆめっちに怒りの矛先を向けました。

「そういうの(下品な話)は全部カットさせてもらってます」

その話を事前に聞いていたのか、進行役の坂上忍さんが掘り下げます。

「ワイドナショーでとんでもないこと言ったんだよ」

麻貴さんは本当に嫌そうな表情で、こうつぶやきます。

「ものすごいゲスネタ言って…」

そこで初めて思い出したのか、ワイドナショーでも看板MCの松本さんが「言った、言った」と反応しました。

すると、麻貴さんは、松本さんも知らなかった“裏事情”を打ち明けたのです。

「そのあと、楽屋で大ゲンカして…マネージャーに言ってカットさせてもらいました」

松本さんの表情が一瞬、固まったように見えました。まさか自身の番組で、後輩芸人が気に入らない発言をカットさせていたとは夢にも思わなかったのでしょう。

「え…あ…嫌なんや?」

そう言葉を返した松本さんの表情からは、お笑いの顔は消えて、“素”で驚いているようにも見えました。

そんな松本さんのリアクションを気にするそぶりもなく、麻貴さんは下ネタが嫌いな理由をこう述べます。

「嫌です。ほんとに下品なキャラとかは…ほんとに嫌なんで。家庭に好かれるポップな…洗剤のCMとかに出たい」

ここで、松本さんも「キュキュットみたいな?」と切り返して、やっと“一笑い”取りますが、それでも麻貴さんの“爆弾発言”は止まりません。

「ダウンタウンDXでも言ったけど、それは止めさせていただきました」

『ワイドナショー』だけでなく、『ダウンタウンDX』でも…。マネージャーに指示して気に入らない発言をカットさせていたと言う麻貴さん。

悪びれることなく堂々とそう言ってのけた麻貴さんに、松本さんも納得はしていないようでした。それもそのはず、現代の“笑いの神”とまで称される松本さんが、編集にまでこだわりを見せているのは有名な話です。

「なんであの話をカットするんや」「あそこを切ったら、笑いが弱まる」などなど、編集を担当するディレクターや、時には理不尽な事情でカットするテレビ局や圧力をかける事務所に対して不満を漏らすことも多々あります。

しかし、まさか出演者自身が、それも親子ほど年が離れている後輩芸人が、自身の看板番組での発言を独断でカットしているとは、夢にも思わなかったことでしょう。

「お前らが言ってくるねんで」

そう、たまらず言い返した松本さんですが、客観的に見てもその通りでしょう。

その時、アシスタント役を務めていた堀田茜さんが、消え入りそうな声でこう言いました。

 

「独裁…」

 

「独裁って!」とすかさず突っ込んだ麻貴さんですが、ダウンタウンをも恐れることなく自身の要望を突きとおして、メンバーの発言を差配する「独裁」ぶりは、ホンモノかもしれません。

そんな麻貴さんについて、兄弟コンビ芸人・ミキの亜生さんが番組内のVTRで、お笑いに対しても妥協しない姿を見て「お笑いモンスター」と称しました。

亜生さんの話を聞いた松本さんは戸惑いながらもこう感想を述べます。

「あ、なんかわかるわ」

お笑い業界に君臨する松本さんに対して、媚びる芸人だらけのなかで、麻貴さんの「独裁」ぶりは、かえって新鮮で、妥協しない「こだわり」ぶりが自身と重なって、芸人としての“琴線”に触れたのかもしれません。

でなければ、松本さん以外には、明石家さんまさんくらいにしか当てはまらないような表現、亜生さんの「お笑いモンスター」という指摘に対して、「わかるわ」とは言わないでしょう。

松本さんが「夢破れて田舎に帰るホステス」とその外見を例えたくらい、一番目立たない存在の麻貴さんですが、そんな“独裁”女芸人が率いる「3時のヒロイン」の今後のさらなる活躍に期待したいところです。(文◎編集部)

 


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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。

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