【日本酒★新発見】“家飲み”需要で「ふなぐち菊水一番しぼり」が前年比124%を達成!

access_time create folderエンタメ
1
オンライン記者会見で菊水着ぐるみ姿で登場した菊水酒造の高澤社長(真ん中)

新型コロナウイルスの影響で、いま多くの日本酒の蔵元が打撃を受けている。飲食店での酒の販売量が激減し、“家飲み”を推進すべく、慣れないオンライン飲み会を開催したり、小瓶タイプの酒を家飲みセットとして販売したりして奮闘している。

そんな中、今年の3月~5月にかけて、順調に販売数を伸ばしていたのが、菊水酒造(新潟県新堀田市)のアルミ缶に入った生原酒「ふなぐち菊水一番しぼり」(200ml・オープン価格)だ。家飲みアイテムとしてスーパーやコンビニなどで購入され、5月上旬にはスーパーでの販売額が対前年比124%を達成した。

2
平成で最も売れた缶入り日本酒「ふなぐち菊水一番しぼり」

「ふなぐち菊水一番しぼり」(以下ふなぐち)は1972年11月、日本初の缶入りの生原酒として誕生。2017年には累計出荷本数3億本を突破し、平成で最も売れた缶入り日本酒No.1(*日経POSセレクション調べ)に輝いた。SNSでは「コンビニ最強酒」として投稿もされている。現在、「ふなぐち」は世界約15カ国に輸出もしている。

「ふなぐち」は同社の蔵へ訪問したお客が「蔵で味わうできたての酒は、こんなにうまいんだ!」と感動していた感想を生かして商品化。火入れをしないデリケートな生原酒は劣化しやすいが、醸造技術を見直し、丸3年かけて開発したという。缶入りなので紫外線はカット、空気をほとんど入れていなく、高度な濾過技術やクリーンルーム内でのお酒の充填、生酒品質に関する厳格な検査体制などを経てようやく商品化したと言う。その味はフルーティーでフレッシュ、コクが強くてボディ感があり、酸味は少なめ。ほどよい甘みがある。

商品化されてからここ30年間を振り返ってみると、日本酒全体の出荷量が年々下降してきているのに対し、「ふなぐち」は安定した出荷量をキープし続け、30年前と比べ1.2倍の伸びすら記録している。主に「ふなぐち」を支持しているのは40代~60代の年齢層。日本酒全体では、50代~80代の中高年層の消費が全体の85%を占めているのに対し、「ふなぐち」は30代~60代が全体の約90%を占め、比較的若い層に支持されているのが特徴だ。

3
ここ30年の出荷量の推移。上の赤い線が「ふなぐち」、下が日本酒全体

若い層から支持されるにはいくつか理由があるが、1缶200mlと小ポーションで高価なものではないので、“酒離れ”世代などでも気軽に購入できることが要因だ。生酒はフレッシュな飲み口が真骨頂だが、720mlボトルを一度開封したら数日以内に飲み切らないと劣化してしまう。だが、「ふなぐち」なら飲みたい時にいつでも飲みきれる分量で生酒が手軽に楽しめる。

6月に行われたマスコミ向けのオンライン記者会見では、同社・代表取締役社長の高澤大介氏が冒頭で次のように説明した。「新型コロナウイルスの影響で外食が激減し、在宅時間が増えることで家事が増え、“晩酌まで手が回らない”という人も多いようです。手軽な家飲みのアイテムとして、当社のふなぐちを選んでもらえたことは本当にありがたいことです」。

4
「ふなぐち」に合う缶つま10種を食べ比べ

記者会見の後半では、家飲みアイテムである「缶つま」の国分グループ本社マーケテインング開発部・部長の髙橋典裕氏や、“缶詰博士”として知られている黒川勇人氏が「ふなぐち」に合う「缶つま」10種を説明し、そのペアリングタイムも設けられた。乾杯のタイミングでは、菊水酒造の高澤社長が、まさかの菊水着ぐるみ姿で登場し、(オンライン上の)会場をわかせた。

黒川氏によると「ふなぐち」は「パンチがあり、アルコール度数も高めなので、濃厚な旨みの料理や、くん製や炭火焼きなど風味にクセがある料理が特に合います」とのこと。黒川氏がセレクトした缶つまは「北海道・噴火湾産ほたて燻製油漬」や「スモークうずら卵」、「北海道産鶏ぼんじり直火焼」など確かに風味が強めな缶つま10種。これらを「ふなぐち」片手に食べ比べ、参加者も一緒にペアリングを楽しんだ。

同社では8月7日(金)まで「ふなぐち」に合う「缶つま」選手権を開催中だ。成人であれば誰でもネット上で応募でき、投票した方には抽選で20名様に「ふなぐち」10缶と「缶つま」10種がプレゼントされる。

*「ふなぐち」に合う「缶つま」選手権の投票フォーム
https://www.kikusui-sake.com/home/jp/cp/funaguchi-cantsuma/

さっそく私も投票してみた。私の「ふなぐち」に一番おすすめの缶つまは「牛すじこんにゃく」。“牛肉・こんにゃく・とろとろ食感のスジ肉”のタイプの違う3つの旨さをたった1缶で味わえ、飽きない美味しさ。本当に「ふなぐち」1本と缶つま1個で長時間楽しめそうな気がした。サラダや小鉢がなくともいいかも。

外出自粛やテレワークの疲れが溜まってきた週末は、もうあまり頑張らずに、「いかに自宅で手抜きをして、手軽に美味しい乾杯をするか」を考えたい。そんないまの私たちの気持ちに寄り添ってくれる「ふなぐち」と「缶つま」の最強コンビ。ぜひこの機会に投票して、商品をゲットしてみては?
≪筆者プロフィール≫
▪タッキー

タッキー

国際きき酒師(英語)&きき酒師。
飲食ライター歴20年の食いしん坊バンザイ!記者&PRプランナー。
日本酒やワインなどもこよなく愛す。
株式会社GreenCreate代表。
テレビ番組などにも出演中。

【Nicheee!編集部のイチオシ】

コロナ終息祈願で史上初!47都道府県の64蔵が乾杯リレー!星野源の替歌を歌う蔵人も
“夜の街”のコロナ対策最前線!「Campus Cafe BADD GIRLS銀座店」の取り組みがガチだった…!!
【2020は老人対決!】アメリカ大統領就任時年齢ランキング!

【日本酒★新発見】“家飲み”需要で「ふなぐち菊水一番しぼり」が前年比124%を達成!
  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 【日本酒★新発見】“家飲み”需要で「ふなぐち菊水一番しぼり」が前年比124%を達成!
access_time create folderエンタメ
local_offer

Nicheee!(ニッチー!)

テレビ番組のリサーチャーによる情報サイト。 テレビ番組におけるネタ探しのプロが蓄積された知識とリサーチノウハウを武器に、芸能、雑学、海外、国内ご当地、動物など多岐に渡るジャンルをテレビ番組リサーチャー目線で発信しています。

ウェブサイト: http://www.nicheee.com/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。