「チンタラしてんじゃねえぞ!」 レジ袋有料化で店員にクレームを入れる客が増加か

「『オイ! セコイんだよ! 店長出せよ! 今まで無料だったのに何で有料なんだよ。3円とかセコいこと言わないで無料にしろよ』なんてヤカるお客様もいらして当惑しています」と都内のコンビニエンスストアの店員のAさんはレジ袋有料化を巡るカスタマーハラスメントを当サイトに告発しました。
7月1日から全国でプラスチック製買物袋の有料化が始まりました。地球温暖化対策の一つでもあります。
プラスチック製買物袋の排出の抑制を促進する目的で、令和元年12月に経済産業省、環境省が「プラスチック製買物袋有料化実施ガイドライン」を出しました。一部の家電量販店等、袋の無料配布を継続しているところもありますが、多くの販売業者がガイドラインに従って7月から有料配布を実施しました。
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日々の身近な買い物場所になっているコンビニエンスストアでは、レジ袋有料化を巡って早くも客のトラブルが勃発しているそうです。冒頭の発言の事例は、氷山の一角です。
外国人留学生の店員が多い店では、さらに大変だそうです。
「怒ったり、怒鳴ったりすることが文化的にNGの東南アジア地域出身のアルバイト店員にとって、客に怒鳴られるということが屈辱で、かなりショックなようです。タイは日本に先駆けてエコバッグ推進しているのに、日本人が何故? という疑問もあるようです。普段は明るい笑顔で真面目に仕事に取り組んでくれる店員が、『レジ袋有料化の根拠を述べろ』などと詰められたりします。日本人の店員がフォローできないと、他のお客さんが、助けて下さったりしますが、これもトラブルになるケースもあり、頭が痛いです」(コンビニ店長Bさん)
レジ袋有料化は、店員には責任ありません。クレームの矛先をナビゲートするお客さんもいるそうです。
「文句あれば、小泉進次郎環境大臣、梶山弘志経済産業大臣に言いなさいよ。店員さんは悪くないわよ」
と援護射撃するお客さんが火に油を注いで「うるせー!」とクレーマーに怒鳴られることもあったそうです。
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さらに、レジ袋を使わないことで新たなトラブルも起きているそうです。
コンビニにエコバッグを持参したお客さんが買ったものを袋詰めする時に、時間がかかって、後ろに並んでいるお客さんがキレる事案もあるようです。手際よくレジ袋に商品を入れていたコンビニ店員はありがたかったですね。
「『チンタラしてんじゃねーぞ、コンビニ店員にやらせりゃあいいだろーが!』なんて恫喝するお客さんもいらして、お客さん同士が喧嘩になりそうになって大変です。喧嘩を店員が制止したら、業務が疎かになるし、本当に迷惑です」(コンビニ店員Cさん)
一方で「まだですか? 早くして」とお客さんの圧力もあるようです。 こんなギスギスしたレジ袋有料化問題、攻撃した人は法的にはどのような問題があるのでしょうか。
「店員を恫喝してレジ業務に支障をきたすのは、威力業務妨害罪(3年以下の懲役又は50万円以下の罰金)、無料レジ袋を強要するのは強要罪(3年以下の懲役)、恐喝罪(10年以下の懲役)にもなりかねません」と法律事務所関係者は語ります。
レジ袋有料化に不満な方も色々と考えて頂いた方がよろしいかもしれません。(文◎土竜妹子)
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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。
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