LEDの寿命ってホントに10年!?壊れたときの捨て方も紹介
「LEDは寿命が長いと思って買ったのに、それほどでもないなぁ」と思っていませんか?
実際のLEDの寿命はどのくらいなのか、寿命を見極めるポイントはあるのか、そしてLEDの捨て方まで、徹底解説します。LEDの使い方の間違いがないか、確認してみてください。
LEDの寿命について
LEDの寿命と言われる数字は、1日8時間点灯の場合、40,000時間~50,000時間(13年~17年)となります。この時間は、LEDを最初に点灯させたときの明るさを100%とし、70%の明るさまで落ちる時間を計算しています。
徐々に暗くなるLEDに気が付かず、なおも使い続けた場合は、この何倍も使用できる計算になります。
LEDの実際の寿命は、まだ余り分かっていないことを知っていますか?
現在いわれているLEDの寿命は、実は計算で出された数字です。なぜなら、LEDが照明用として使われ始めたのが2009年です。普及したのは、この数年後になります。最初に取り付けたLEDが、やっと10年を迎えたくらいの感じです。
最初のLEDは、まだまだ不具合も多く、思ったほどの寿命を実感出来ていないというのも現状です。しかし、最近のものは、性能もアップし、価格も安くなっています。節電効果も高くなっていますので、かなり利用しやすくなりました。
LEDの寿命の兆候とは
LEDは、白熱電球のような球切れといった症状は起きません。それだけに、寿命に気が付くのは難しいかもしれません。次のような症状があったら、寿命かもしれないと疑ってみてください。
なんか暗くなってきた気がすると思ったとき
LEDは構造上、突然切れたり、チカチカしたりといった症状はありません。ですから、なんとなく使い続けている場合も、少なからずあると思います。
暗さを感じるのは、当然個人差がありますが、それでも暗くなってきたと感じたときは、それをLEDの寿命と捉えてもよいと思います。
壊れないはずのLEDが突然点灯しなくなるパターン
LED自体は、半永久的に使えるといっても過言ではありません。それでもすぐに壊れてしまったという事例が無いわけではありません。コンデンサの故障・配線やハンダの傷み・不適合な照明器具を使用した場合などに起こります。
LED電球は、熱と湿気に弱いという特徴があり、それに対応する適切な設置を行わないと、思ったより早くこわれてしまうという現象が起こります。
LED電球の寿命を延ばす正しい使い方
LED電球は、発光とその電源に分かれた構造をしています。発光部分は、まったく熱を出しませんが、電源部分は高温になってしまうという特徴があります。
この熱を逃すために、ヒートシンクが取り付けられています。せっかく熱を逃す構造になっているのに、熱が籠りやすい照明器具を使ってしまっては、電源部分の基板に直結する原因になってしまいます。
LED電球を湿気から守るには、どうしたらよいでしょう。
密閉器具型の照明器具を使い、あわせてLED電球もそれに合致した密閉器具対応のものを取り付けることが大切です。バスルームなど、特に湿気の多い場所では、必ず実行してほしい対策です。
もう一つ、LEDの寿命を縮めてしまう原因があります。
LEDは、明るさや色合いなどをボタン一つで替えることがでる、とても便利な機能があります。こうし調光機能がついた照明器具には、調光機能対応のLED電球を取り付けてください。
自動点灯機能付きの照明器具には、同様にセンサー機能対応のLED電球や、自動点灯機能付きのLED電球を取り付けてください。
LED電球の捨て方
蛍光灯などとは違い、LEDには環境負荷物質が含まれていません。そのため、不燃ごみや普通ゴミで出せる自治体が多くあります。ただ、それらのルールは、各自治体によって違いますので、予め自治体のホームページなどで確認しておきましょう。
ワレモノとして出す場合
自治体によっては、LED電球をワレモノとして回収しているところもあります。回収時に割れてしまった時の、作業員のケガなどを防止するのが目的です。
その場合は、交換した電球の空き箱などに入れ、更に厚めの紙で巻くなど割れない工夫をしたうえで、ルールに従って出しましょう。
資源ごみとして出す場合
LED電球を資源ごみとして回収している自治体もあります。それは、LED電球の部品の一部に、レアアースなど貴重な資源が使われているためです。
この場合も、自治体によって回収方法が違いますので、必ず確認してください。
おわりに
適切な照明器具とそれに合致するLED電球を使うことで、本来の寿命が実現することが分かりました。経済的で高機能なLEDですから、正しい使い方を心がけたいものです。LEDの捨て方も、自治体の取り決めに従って処分しましょう。
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