シンプルな作業で美しい表現。寒天に波紋の模様をつける光景に見惚れてしまう
美味しさはもちろん、見た目の美しさでも楽しませてくれる和菓子。職人さんの技術と真心が込められた逸品には本当に魅了されますよね。
そして今回話題となっているのは、寒天に波紋の模様をつけていく様子を撮影した動画。シンプルな作業で美しさを表現していく光景に思わず目が釘付けになります。
一つ一つ丁寧に
その和菓子とは、創業1803年の京都「亀屋良長」で販売している「雨の音」という和菓子。同店の8代目・吉村良和さんがその製造過程を投稿しています。
ラジオペンチで挟んでいるのは針金の型。高温で寒天がとけるということを利用しているそうで、寒天に軽く押しつけると素敵な波紋が刻まれていきます。
雨降りの様子を錦玉羹と半錦玉羹で表現しているそうで、「雨の音」という情緒を感じるネーミングも素敵ですよね。
そしてまた、美しい表現をシンプルな作業で表現しているあたりは、まさに職人芸。波紋から雨の音を感じることができます。
日頃から単純な道具で色々なものを作り出しているという吉村さん。シンプルな作業なのですが、丁寧に模様をつけていくシーンに見惚れてしまいます。
その様子をぜひ動画でもご覧くださいね!
寒天に波紋をつけています。 pic.twitter.com/uuQD143U63
— 亀屋良長 吉村良和 (@yoshimura0303) June 27, 2020
吉村さんは、波紋の大きさが不揃いな部分について「全部そろっている良さもありますが、一つ一つバランスを取りながら、押していると何が出てくるのか自分でも楽しいです」と、このお菓子を作る上での魅力を語っています。
とても興味深い
Twitterではこの模様をつけていく様子に、「こういった動画はとても興味深いです」という声や、波紋をつける際に「ぷしゅううぅて言わせたい」など様々な声が寄せられました。
・和菓子って職人的なイメージが強いと思いますし、こういった動画はとても興味深いです。
・長く当てて「ぷしゅううぅ」って言わせたい。
・こんな風に波紋をつけてらっしゃるのですね!初めて見ました。
・製菓の専門学生です。模様付けが参考になります!
和菓子の完成品は頻繁に見る機会があっても、その製造工程はなかなか見る機会がないですよね。そういう意味でもとても貴重な動画だと思います。
「なるべくシンプルに、でも色々なとらえ方がある菓子を作りたいです」と意欲を見せる吉村さん。これからも魅力的な和菓子をたくさん生み出してくれることに期待したいですね。
「亀屋良長」は、烏羽玉・羊羹などの和菓子販売から、和菓子作り体験・教室まで開催しています。気になる方はぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
出典:Twitter(@yoshimura0303)
関連記事リンク(外部サイト)
針がすごいヤマアラシってどんな動物?ハリネズミやハリモグラは仲間?
今風で柔和な印象に!美容部員の友達が教えてくれた眉毛の描き方が目からウロコだった
意外と知らないコップ・カップ・グラスの違い。コップの語源はカップなの?
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。