来させない・居座らせない!エクステリア&ガーデンのノラ猫対策

来させない・居座らせない!エクステリア&ガーデンのノラ猫対策

ノラ猫に、植えたばかりの花の苗を掘り起こされた! 庭にノラ猫のフンが!…せっかく庭やエクステリアを美しく整えたのに、ノラ猫のせいで台無しにされた経験のある方、これから庭づくりをされる方、必見です。

庭やエクステリアの美観をキープしながら実行!ノラ猫対策

ノラ猫対策にと、花を育てたいのに涙を呑んで、庭全面をコンクリート舗装するなんてナンセンス! ガーデニングを楽しみつつ、自分好みのガーデンやエクステリアのデザインをキープしつつできる、ノラ猫対策をご紹介します。

そもそもなぜ、ノラ猫は庭やエクステリアに寄ってくるの?

猫には、庭やエクステリアの境界線など理解できません。庭に行きたければ、遠慮なくフェンスを飛び越え、生垣をかいくぐって庭やエクステリアに侵入します。

ノラ猫がわざわざ庭に入り込みたいのは、「そこが快適だから」です。静かで安心して昼寝できる、トイレにするのにちょうどいい砂や、やわらかい土のスペースがある、さらにエサになるものが放置してあれば、いうことありません。

つまり、ノラ猫を庭やエクステリアに入り込ませない、入ってきても滞在させないためには、「快適ではない場所」にすることが重要。ただし、ノラ猫はいなくなったけれど、人間にとっても居心地が悪くなり、庭で大好きなガーデニングできないとなっては本末転倒です。

ノラ猫対策を行いつつも、人が庭時間を楽しめることにも考慮した方法、自分の暮らしや志向にフィットした方法をセレクトしてください。

土や砂利のスーペースを最小限にし、おしゃれにペイピング

ノラ猫が庭やエクステリアに来て、最も困ることといえば排尿&排便問題。ノラ猫は、掘り返しやすい砂ややわらかい土、砂利などをトイレにしたがります。よって、そうした「猫が掘り返したくなるようなスペース」をできる限りなくせば、トイレにされる被害は減るというわけです。

土や砂利などを無くすとなると、平坦で人工的な空間を創造しがちですが、草花たちと好相性な舗装方法もたくさんあります。草花とよくなじむのは、レンガや石板など。DIYするときには、レンガや石板の厚み+下地となる砕石の層6cm+クッション材の砂3㎝の深さに地面を掘ります。

地面を掘ったら、下地の砕石をまいてよく突き固め、その上に砂をまいて好みのパターンにレンガや石板を敷きます。すき間なく敷き詰める場合、最後に砂をまいて目地を埋めて。

他にも、散水するだけで舗装が完了する「固まる土」や、天然石をネットに貼り付けたユニット石材などは施工が簡単。ガーデンDIY初心者におすすめです。

角張った砂利でノラ猫が歩きにくくする

ちょっとした庭のすき間や、花壇で草花が植え込みさず、土がむき出しの部分など、舗装するほどではないけれど、ノラ猫に狙われやすい「トイレポイント」には砂利をまいて。

砂利は角が丸まったものではなく、角張ってとがった砂利がベスト。ノラ猫も人と同じで、角張った砂利は足裏が痛くなるので歩くのを嫌がります。ましてや、トイレをゆったり楽しむ気にはなれない、だから寄りつかなくなる、というわけです。

一般的なグレーだけでなく、さまざまなカラーの砂利も。ガーデンやエクステリアのイメージに合わせてセレクトしてください。

トゲのある植物でノラ猫を侵入させない

トゲのある植物を庭の周囲に植える、生垣にするという方法は、昔から防犯対策にも用いられてきました。ノラ猫だってトゲに刺されるのはごめんですから、庭に侵入するのをあきらめることを期待できます。

葉が美しいのは、カラタチ、ヒイラギなど。緑一色ではなく、斑入り種も魅力的です。食用に実が収穫できるサンショウや柑橘類、秋にオレンジの実を付けるピラカンサにも立派なトゲがあるものが多数。

花も楽しみたいなら、なんといってもバラ! 木立性のバラを並べて植えて生垣代わりにする、アイアンフェンスにツルバラを絡ませるなど、美観とノラ猫対策の両立にもってこいです。

ノラ猫が嫌がる香りのハーブを植栽する

一般に猫は、ミントのハッカ臭や柑橘系の香りが苦手だとされます。そのほかにもハーブには猫が嫌う香りの物が多いので、植えておくと「ノラ猫除けのお守り」になりそうです。

猫が嫌うことで有名なのは、ミントです。丈夫な多年草ですが、地下茎をのばしてはびこるのが難点。庭に地植えするときには、鉢ごと埋めるなど広がり過ぎないように工夫して。

ルー(ヘンルーダ―)は、別名「ネコヨラズ」。オーストラリアでは、猫が苦手な植物として有名なのだとか。ミカン科特有の柑橘系の香りを放つため、ノラ猫が嫌うのです。

そのほか、猫が嫌がる香りを持つハーブは、タンジー、ローズマリー、ペパーミント、ニンニク、レモングラスなどが。お好みの姿、香りのものを選んで、育ててみてください。

地面を覆うグラウンドカバーを植える

ノラ猫は、10~30㎝ほどの草花が密に生えた茂みが苦手と言われています。トイレとなる土を隠す面からも、グラウンドカバーにはノラ猫撃退効果が期待できそうです。

春から秋までの真夏を除く長期間、愛らしいピンクの花を咲かせるヒメツルソバは、「ポリゴナム」とも呼ばれる人気のグラウンドカバーです。秋になると葉が見事に紅葉します。

ほふくするタイプのローズマリーやクリーピングタイムなど、ハーブにもグラウンドカバー向きのものも。実を収穫できて一挙両得なのは、ワイルドストロベリーやコケモモなど。

シックな庭を演出したいなら、ブラッククローバーなどのダークカラーをどうぞ。

おわりに

ガーデンやエクステリアの心地よさは残しつつ、ノラ猫は避けられる工夫、いかがでしたか? ぜひあなたにフィットする方法を選んで、試してみてくださいね。

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