かぼちゃの切り方が簡単すぎて目からウロコ!コツと方法を徹底解説
かぼちゃを切るのが固くて怖い!と思っているのは、あなただけではありません。誰でも簡単にかぼちゃを切る方法と、料理に合わせた切り方を紹介します。本の少しのコツを掴むだけで、まるごとかぼちゃを切ることだって、驚くほど簡単です。ぜひ参考にしてくださいね。
かぼちゃはどんな野菜かを知って切り方を考えよう
かぼちゃは、いつでも手に入る安価で栄養価の高い野菜です。余りに身近過ぎて、知っているようで良く知らない、かぼちゃの種類、栄養価やルーツを紹介します。
それぞれの料理に向くかぼちゃの種類や、切り方も解説します。美味しいかぼちゃを食べるための基本ですから、しっかり覚えておきましょう。
かぼちゃってどんな野菜?
かぼちゃの収穫時期は、早い土地では6月くらいから始まり、9月頃までには収穫が終わります。かぼちゃの旬は冬じゃないの?と思っている人も多いかもしれませんね。かぼちゃの種類にも寄りますが、熟成期間を経て食卓に届くことが多いようです。
日本で流通しているぼちゃの種類は、大きく分けて、日本かぼちゃ、西洋かぼちゃ、ペポカボチャがあります。日本かぼちゃは、水分が多くねっとりした食感で、煮崩れがしにくいことから、煮物に使われる機会が多いかぼちゃです。
西洋かぼちゃは、栗かぼちゃに代表されるように、ホクホクした甘みの強いかぼちゃです。パンプキンスープのような洋食の食材になったり、天ぷらにしても美味しく食べられます。
ペポカボチャという名前で売られてるかぼちゃを、スーパーで見かけたことは無いかもしれません。一番馴染みがあるのは、ズッキーニでしょうか?食感も味も、料理の方法も、かぼちゃとは少し違いますが、かぼちゃの仲間です。
かぼちゃは、元々アメリカが原産で、メキシコにある数千年前の遺跡から、かぼちゃの種が見つかっています。コロンブスがヨーロッパに持ち込み、瞬く間に世界中で栽培されるようになりました。
日本へは、鉄砲伝来のころ、ポルトガル人によって伝えられたのが最初です。かぼちゃの名前の由来は、カンボジアがなまったものという説がありますが、ポルトガル人によって伝わったかぼちゃが、なぜカンボジアなのかは定かではありません。
冬場に少ない緑黄色野菜であること、常温で長期保存が可能なこと、炭水化物やタンパク質を豊富に含むことに加えて、粘膜を強くするカロテンやビタミン群も豊富であることから、特に冬に食べられる野菜となりました。
料理に合わせたかぼちゃの切り方
かぼちゃ料理で多いのは、スープ、煮物、天ぷらやコロッケのような揚げ物、ソテーやBBQなどの添え野菜などでしょうか。料理に合わせて、かぼちゃを切り方で分けると、次のようになります。
スープ、コロッケ
天ぷら、ソテー、BBQ
煮物
これらに合ったかぼちゃの種類と、切り方について解説します。
スープやコロッケ用のかぼちゃの切り方
甘みが強い、西洋かぼちゃがおすすめです。かぼちゃは1/2や1/4の大きさに切ります。種や綿を取り除いたら、ラップをかけてレンジで柔らかくします。
皮を使うのであれば、それを含めてつぶします。使わないときは、身だけをスプーンなどでとって使いましょう。
天ぷら、ソテー、BBQ用のかぼちゃの切り方
ほくほくとした食感の、西洋かぼちゃがおすすめです。皮をつけたまま使うこと、繊維を切らないことが大切です。
1/4に切ったかぼちゃの、平らな部分をまな板に安定させておき、かぼちゃの上から下に包丁をいれて、適度な厚さにきります。この場合の上とは、かぼちゃのツタがついていた場所を挿し、下とはかぼちゃのお尻をさします。
煮物用のかぼちゃの切り方
煮物には、煮崩れしにくい日本かぼちゃがおすすめです。適度な大きさに切って使いましょう。
かぼちゃの皮をところどころ残す程度に剥いておくと、味がしみ込みやすくなります。できれば、切った際にできた角なども、1個1個丁寧に落とすと、より煮崩れを防ぐことができます。
丸ごとかぼちゃを楽に切る方法4つとそのコツ
かぼちゃを簡単に切る方法を、4つ紹介します。レンジなどで火を通す場合、使い切ってしまうことが前提です。かぼちゃの用途や、使う量に合わせて、かぼちゃを切る方法も選んでみてください。
電子レンジを利用してかぼちゃを切る方法とコツ
かぼちゃはそのまま切ると硬くて危険です。そこでまずは電子レンジを使って、ある程度かぼちゃの皮が柔らかくなるように下ごしらえをしましょう。半分や1/4に切って売られているかぼちゃを切る時も、この方法なら簡単です。
かぼちゃの下ごしらえは簡単です。小~中サイズのかぼちゃは、500Wのレンジで2~3分間加熱してください。同じように大きいサイズのかぼちゃは、500Wのレンジで3~5分加熱します。かぼちゃのサイズにあわせて加熱時間を変えますが、この時間はあくまで目安です。
上手くいくためのコツは、かぼちゃを加熱するときに、一気に加熱しないようにすることです。様子を見ながら少しずつ加熱することで、かぼちゃが柔らかくなり過ぎるのを防ぐことができます。
かぼちゃをレンジから取り出すときは熱くなっているので、直接手で触らないようにしましょう。
かぼちゃの硬いヘタをよけて切る方法とコツ
かぼちゃのヘタは最も硬い部分の1つです。そのため直接切るのは避けてヘタの横に包丁の刃を当てて、半分に切っていきます。コツは包丁の刃の中央部分をヘタの横に当てて、包丁の「刃全体」に力を均等に入れて切ることです。
包丁の刃の先だけを入れて切った場合、包丁が抜けなくなって切りづらくなってしまいます。そのため包丁全体を使って切るようにしましょう。
かぼちゃを半分に切ったらヘタのすぐそばに包丁の刃先を入れて、ヘタごと三角形に削ぎ切るようにして切り取ります。切り口である平らな面を下にして置いて安定させてからさらに半分に割り、スプーンでワタと種をこそげ取れば、あとは自由自在です。
3.かぼちゃのヘタとおしりをとって切る方法とコツ
まずはかぼちゃのヘタ取りから始めます。包丁の先端部分をヘタの芯に向かって斜めに刺していきます。コツは、無理に力を入れたりせずに、ヘタの周りに五角形や六角形を描くようにして、包丁を刺して切り込んでいくことです。
軽い力で何周かするつもりでよいので、少しずつ包丁を刺していくと安全です。しっかり差し込みながら1周すれば通常は取れますが、浅かった場合にはまた包丁の先端を差し込んで、もう1周切り込んでください。簡単にヘタを取ることができます。
かぼちゃのおしりも同じ要領で切り込みをいれ、取り除いてください。こちらも簡単に切り取ることができます。
次に先ほど切り取ったヘタの部分から中の空洞に向けて、まっすぐに菜箸を差し込んでください。空洞の部分まで箸先が届くと、抵抗が一気に減るのですぐにわかります。そのまままっすぐ下まで貫いて、反対側のおしりの部分に届いたら準備完了です。
皮がへこんで溝のようになっている部分にそって、包丁で軽く切れ込みを入れます。続けて反対側のへこんでいる部分にも切り込みを入れてください。
両側に切り込みを入れたら、切り込み部分に再び包丁を入れていくと、簡単に切り分けることができます。あらかじめすべてのへこみ部分に切れ込みを入れておけば、その切れ込みにあわせて切るだけで、かぼちゃをバラバラに切り分けることができます。
かぼちゃのお尻に穴をあけて切る方法とコツ
かぼちゃのヘタと反対側にあるおしりに、菜箸をそのまま差し込みます。かぼちゃのおしりの部分はヘタよりもずっと柔らかいため、予想以上に簡単に差し込むことができるのです。そのまま中央の空洞部分まで菜箸をとおしたら、箸は抜き取ります。
続けて菜箸であけた穴の部分に包丁の先端を差し込んで、包丁を持っていない方の手でかぼちゃをしっかりと押えてください。コツはテコの原理を応用することです。挿しこんだ包丁の刃先を支点にするよう意識すると上手くいきます。
包丁の先を穴にしっかり固定したら、包丁をそのまま下に向かっておろしていき、片側半分を切ります。切り終わったら反対側に向きを変え、もう半分も同じ要領で下まで切り、切り残した部分は、隙間に指をいれてかぼちゃを割って完了です。
この時かぼちゃがずれないように、まな板の上に塗れ布巾を置いておくとよいでしょう。
かぼちゃを切るときの安全な包丁の使い方
かぼちゃを切る時は、必ずかぼちゃが安定するように置いてください。かぼちゃのお尻を平らにして、それをまな板に当てたり、切ったかぼちゃの平らな部分を下にしたりなど、包丁で怪我をしないための準備が大切です。
かぼちゃを切ろうと、包丁を刺したら抜けなくなったという経験は、誰もが覚えのあることかもしれません。抜けない包丁を無理に抜こうとすると、怪我をしてしまう可能性があります。
かぼちゃが固くて、怖くて切れないというのは、この現象を指すことが多いのではないでしょうか?
かぼちゃから抜けない包丁を抜く方法は、2つあります。1つは、違う包丁や菜箸を動かない包丁の隣に刺して、スペースを作って引き抜く方法。もう1つは、刺さった包丁の柄をトンカチなどで叩いて、強引にかぼちゃを切る方法です。
こうしたトラブルが起きないよう、紹介したかぼちゃを切る方法を、ぜひ試してみてくださいね。
おわりに
紹介した方法でかぼちゃを切ると、思った以上に簡単なことが分かって驚くかもしれません。栄養価が高く、手に入りやすく、安価なかぼちゃですから、積極的に食べたい野菜の1つです。簡単な切り方を実践して、かぼちゃ料理のレパートリーを増やしましょう。
おすすめ記事
「Pacoma」はホームセンター系のフリーペーパーに出自を持つ、「暮らしの冒険」がテーマのライフスタイル系Webマガジン。ノウハウ記事からタレントの取材記事まで「暮らしを楽しむためのアイデア」をテーマに日々発信しています。
ウェブサイト: http://pacoma.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。