炊飯器の寿命のサインは?判断方法と捨て方
「保温してたら、ご飯があっという間にカピカピ」「水加減を間違えていないのに、ご飯がビチャビチャ」なんて経験ありませんか?炊飯器の寿命を示す兆候と、買い替える際の捨て方を紹介します。寿命のサインをしっかりキャッチして、美味しいご飯をたべましょう。
炊飯器の寿命を示す5つの兆候
炊飯器の平均的な寿命は3年から5年といわれています。しかし、1年も経たないのに壊れてしまったり、5年以上問題なく使えていたりする場合も多いのが現状です。では、炊飯器の寿命となるタイミングには、どんな兆候を示すのでしょうか。
1.内釜のコーティングが剥がれる
外釜より劣化が早いのが、コーティングされた内釜です。普段から内釜を使って米を研いだりしていると、劣化がより早く始まってしまいます。
本体の外釜に異常がなければ、内釜だかを買い替えるという方法もあります。
2.炊飯時に異音・異臭がする
加熱時の駆動音が大きくなったという場合も、炊飯器の故障を疑いましょう。
それまでは聞いたことのない音や、変な臭いを感じた時も、同じように炊飯器の寿命が近いか、すでに寿命に達していると思ってください。
3.炊きあがったご飯の臭いが変
本来のご飯の匂いではない臭いを感じたら、炊飯器の劣化が原因かもしれません。
稀に腐敗臭が漂うことさえありますが、その場合は完全に寿命です。米に異質なものを加えたのでない限り、炊飯器の買い替えをおすすめします。
4.温度調整がうまくできていない
炊飯スイッチを入れたのに、ご飯が炊けていなかったり、逆にコゲができてしまったりするのは、炊飯器の故障、寿命以外考えられません。
また保温したご飯が、すぐに黄色く変色しカピカピになるような状態も、同じように炊飯器の劣化による故障です。
5.炊飯器の電源が入らない
コンセントに繋がっているのに、炊飯器の電源が入らない時は、炊飯器が寿命を迎えたということです。機能の故障・断線・接続不良などが考えられますが、該当する炊飯器は処分するしかありません。
炊飯器が寿命を迎えたら買い替え?それとも修理?
炊飯器は数千円から数万円まで、スペックによって価格が大きく違います。すでに長期間使っていて、手ごろな炊飯器でよいというなら、修理よりも買い替えがおすすめです。
一方、高機能炊飯器を購入して間もない場合、保証の期間内であれば無料の修理に出しましょう。保障期間が過ぎている時は、修理に掛かる金額を確認してから、修理か買い替えか決めるとよいでしょう。
IH炊飯機の場合、エラーコードが表示され、炊飯が止まるという現象があります。エラーコードごとの修理代の目安が表示されている、象印さんのサイトを参考にリンクしておきます。
炊飯器の捨て方
まだ使える炊飯器で、高スペックであれば、フリマアプリやヤフオクなどで販売するという方法もあります。高スペックではなくても、問題なく使える状態であれば、誰かに貰ってもらうこともできます。
しかし今回は、寿命を迎えた炊飯器の捨て方だけに絞って紹介したいと思います。
炊飯器は、小型家電リサイクル法の対象品目の一つです。処分方法については、各自治体に一任されています。それを踏まえて、炊飯器の捨て方を紹介します。
自治体のルールに従って捨てる方法
自治体によって、燃えないゴミで回収してくれるところと、粗大ごみ扱いになるところ、小型家電リサイクル法に基づいて、回収ボックスが設置されているところなど様々です。まずは自治体のホームページなどで、詳細を確認してみましょう。
燃えないゴミで回収が可能であれば、無料ですし、定期的な収集車がもって行ってくれますので、指定の位置に出しておくだけです。
粗大ゴミ指定があると、連絡し処理券を購入し処分場場に持ち込むなど、手間が掛かります。回収ボックスは無料が殆どですが、自分で持っていく必要があります。
インターネットやテレビ通販なら下取りもあり
『下取りの炊飯器があれば、実質〇〇円で炊飯器が手に入ります!』的なキャッチコピーを目にしたことはありませんか?タイミングが合った人だけの特典と思っている人も多いかと思いますが、実はいつでも対応してくれるのが普通です。一度問い合わせてみるのも、方法かと思います。
購入店で処分してもらう
新しい炊飯器を購入する際に、古い炊飯器の下取り、あるいは無料の回収を聞いてみましょう。下取りは無理でも、無料回収は可能という販売店が沢山あります。諦めてしまう前に、問い合わせをしてみましょう。
おわりに
炊飯器の寿命が、もっとあったらよいのにと思わずにはいられません。それほど、炊飯器は、私たち日本人にとって大切な家電だからです。美味しいご飯を食べるため、炊飯器の寿命には、アンテナを張っておく必要があるようです。
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