世界最大の淡水魚ピラルクー、その大きさは尋常じゃなかった!

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世界最大の淡水魚ピラルクー、その大きさは尋常じゃなかった!

世界最大の淡水魚は「ピラルクー」を、見たことはありますか?

世界最大といわれるだけあって、その大きさは尋常はないんです!一体どのくらいの大きさまで成長するのでしょうか?

今回は、世界で最も大きい淡水魚であるピラルクーの謎に迫ってみましょう!また、ピラルクー以外の世界最大級の淡水魚もご紹介していきますね。

世界最大級の淡水魚、ピラルクーとは

世界最大級の淡水魚であるピラルクーは、アロワナ目アロワナ科に属する魚類です。

1億年間、ほとんど姿が変わっていないと考えられていることから、「生きた化石」の一つに数えられることもあります。

生息地

ピラルクーは、南米のアマゾン川流域に分布していて、沼地や川の流れが緩やかな場所に生息しています。

アマゾン川流域以外に、タイやマレーシアの河川にもピラルクーはスポーツフィッシング用として移入され、生息しています。

生態

ピラルクーは浮袋を使い、肺のように呼吸することができます。

そのため水面に口を出して息継ぎをすることで酸素を体内に取り込む姿が見られることもあるんだとか。

この浮袋を利用した空気呼吸によって、酸欠状態になりやすい熱帯の淡水域でも生息することができるのです。

また、ピラルクーは肉食性ですが、主に小魚を食べる魚食性なので人を襲うことはありません。

そして繁殖では、オスとメスがつがいとなって卵や稚魚の世話をします。ピラルクーの稚魚は全身が黒く、食欲は旺盛で、成長がスピーディーです。

世界最大ともいわれるピラルクーの大きさ

世界最大級の大きさを誇るピラルクーの成魚は、体長2~3mくらいが一般的ですが、大きいものだと4.5~5.2mほどになるといわれています。

ピラルクーは人気者?

アマゾン川流域に生息するピラルクーは、現地では食用の魚として重宝されていたり、日本でも水族館で飼育されていたりするので、ある意味世界中で人気者の魚といえます。

ブラジルの貴重な食用魚

ピラルクーの生息地であるアマゾン川流域では、重要な食用魚として先住民により古くから漁が行われてきた歴史があります。

息継ぎのために水面に浮上してくる時を狙い、突きん棒でついて捕獲します。

個体数が減少したため、ワシントン条約によって保護動物に指定されていますが、現地で食用魚として高値で取引されるため、現在でも伝統的な漁猟は続けられているそうです。

世界中の水族館でも飼育されるピラルクー

「世界最大級の淡水魚」「アマゾン川に生息する巨大魚」として有名なピラルクーは、世界中の水族館で展示・飼育されています。

圧倒的な大きさと美しい鱗を持つピラルクーは水族館の人気の魚の1つです。

日本国内でも、アクアショップなど観賞魚として幼魚が流通しています。

しかし、ピラルクーは繊細で神経質な面があるので飼育が難しく、成体ともなれば3mまで巨大化するため、一般家庭で飼育するのはオススメできないかもしれませんね。

ピラルクーだけじゃない!世界最大級の淡水魚たち

世界最大の淡水魚はピラルクーですが、それ以外にも大きな淡水魚はたくさんいます。

この項目では、世界最大級の淡水魚たちをご紹介したいと思います!

メコンオオナマズ


出典:Wikipedia(©Carkuni)

メコン川流域に生息するメコンオオナマズは、「プラー・ブック」とも呼ばれており、全長は2~3m、体重300㎏にもなる世界最大の淡水魚の1つです。植物だけを食べる魚類では最大とされています。

イタヤラ


出典:wikipedia.org

イタヤラは、日本でも沖縄や小笠原諸島でも確認されたことがあるタマカイという魚の異種とされており、「ゴライアスグルーパー」とも呼ばれています。

アメリカ、バハマ、カリブ海、ブラジルなど熱帯水域に生息しており、体長は約2.5m、体重は約360㎏です。

体長1m未満の若い個体では側面に縦縞がある他、体には黒い斑紋があります。また、成長するほど体の色は濃くなっていきます。

バガリウス・ヤレリ


出典:wikipedia.org

バガリウス・ヤレリは、「悪魔の人食いナマズ」として人々から恐れられています。

インド、タイ、マレーシア、インドネシアなど東南アジアの広い範囲で生息しており、最大体長は3mに達します。過去には体長4m、体重200㎏を超える個体も発見されているのだとか!

また、バガリウス・ヤレリには犬歯のような鋭い歯がたくさん生えており、餌を見つけると大きな牙で襲い掛かります。口に入るものであれば何でも捕食するので、人を襲うこともあります。

ヨーロッパオオナマズ


出典:Wikipedia(©Haplochromis)

ヨーロッパオオナマズは、中央・南・西ヨーロッパ、バルト海、カスピ海近辺に生息する大きなナマズです。

体長は1.3~1.6mほどで、2mを超える個体も稀にいます。口にはたくさんの小さな歯が生えていて、メスは体重1㎏あたり3万個もの卵を産みます。

パーカーホ


出典:Wikipedia(©Lerdsuwa)

パーカーホは、コイ亜科に属する淡水魚で、コイ目最大の魚です。

タイ、カンボジア、ラオス、ベトナムなど東南アジアの河川に生息しており、頭部が大きく触ひげがないのが特徴です。

体長は最大で全長3m、体重は300㎏にも達しますが、現在では個体数が激減しているため100㎏を超える個体は稀です。

一般的にメスの方が、オスよりも大きくなります。植物食の魚類の中では、メコンオオナマズと並んで、世界最大といわれています。

ヒマンチュラ・チャオプラヤ


出典:Wikipedia(©Barry Rogge)

ヒマンチュラ・チャオプラヤは、淡水域に生息するエイの中で最大級です。

タイでは「プラークラベーン」と呼ばれており、幅2m、長さ2.1m、体重は250~450㎏もの個体が発見されています。

ハシナガチョウザメ


出典:Wikipedia(©Alneth)

ハシナガチョウザメは、中国の長江にいる固有種で魚食性です。

体長は最大で7~8mに達しますが、2003年を最後に生息が確認されていないことから絶滅したのでは?ともいわれています。

まとめ

世界で最も大きい淡水魚はピラルクーで、その大きさは最大で4~5mにもなります。

ピラルクーは水族館にも展示されている人気の魚であり、一度は見たことがあるという人も多いはず。また、ピラルクーは生息地域では食用としても人気があります。

ピラルクーの他にも世界にはたくさんの大きな魚がいます。その大きさを調べるとビックリしますね!

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出典:Wikipedia(©Carkuni) / Wikipedia(タマカイ) / Wikipedia(Bagarius yarrelli) / Wikipedia(©Haplochromis)/ Wikipedia(©Lerdsuwa) / Wikipedia(©Barry Rogge) / Wikipedia(©Alneth)


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