滋賀・大津「麒麟がくる」博覧会が再開。光秀ゆかりの新展示も
NHK大河ドラマ『麒麟がくる』放映に合わせた催し「びわ湖大津・光秀大博覧会」での、滋賀県大津市内の4会場(禅明坊光秀館・西教寺・滋賀院門跡・大津市歴史博物館)での開催を、このほど再開した。
新型コロナウイルスの感染拡大防止の影響により、一時的に臨時休館となっていた。再開時期は、5月24日から6月2日にかけて。
「びわ湖大津・光秀大博覧会」では、それぞれの会場で、大河ドラマの魅力をはじめ、ドラマの世界観が楽しめる展示などが開かれている。
そのうち、西教寺にある禅明坊光秀館で開催の「近江の光秀ものがたり展」では、織田信長らによる歴史的によく知られる「比叡山焼き討ち」によって焼失した日吉大社の再建を願い、青写真ともいえる15枚の絵図を残した行丸の作品を展示する。
また、6月12日から、ドラマの主人公である明智光秀が、近江国左目(現在の滋賀県多賀町佐目)の出身であったとの記述が残る、江戸時代初期の地誌『淡海温故録』(※)の展示も行っている。明智光秀はこれまで美濃国(現在の岐阜県)出身が定説だったため、新たなこの資料の発見は注目を集めている。※淡海温故碌の画像:琵琶湖文化館所蔵
さらに、聖徳太子にゆかりがある天台真盛宗の総本山、西教寺では、境内にある麒麟の彫り物を見つけた人に、特別落款「解明の証」が授与される。西教寺は比叡山焼き討ちで被害を受けた翌年、明智光秀が復興に尽力して再建された。
大河ドラマ「麒麟がくる」大津市観光振興協議会
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