洗濯してしまったティッシュの対処法は?洗濯機は大丈夫?
洗濯物のポケットにティッシュを入れたまま洗濯してしまった経験を持つ方は多いのではないでしょうか?ほぐれたティッシュの繊維が洗濯物につくと、なかなかキレイに取れてくれません。うっかりティッシュを入れたまま洗濯してしまったときの対処法をご紹介します。
ティッシュを入れたまま洗濯してしまった!どうすればいい?
普段から服のポケットにティッシュを入れているという方は多いことでしょう。使ったティッシュを後で捨てようと思って、忘れてしまったということもあるのではないでしょうか?
ポケットにティッシュを入れて洗濯物としてだしてしまった場合、洗濯前にチェックすれば気が付くので問題になりません。しかし、忙しいときなどは1つ1つチェックしている暇もないものです。洗濯して初めて気が付いたときはどうしたらよいのでしょうか?
ティッシュを洗濯してしまったときは、洗濯物だけでなく洗濯機も放っておくわけにいきません。そんな困った状況になったときの対処法をご紹介します。
洗濯物についたティッシュの取り方
洗濯したティッシュはなぜ洗濯物にこびりついてしまうのでしょうか?それはティッシュは薄く柔らかい素材でできているため、静電気が発生しやすいのです。洗濯されたことで細かくばらけてしまうため、さらに被害も大きくなりやすい難点があります。
では広範囲にこびりついてしまったティッシュを簡単に取る方法はないのでしょうか?いくつか方法をご紹介します。
乾燥機を使って乾燥させる
洗濯物が濡れたままではティッシュも取れにくいままです。そこで乾燥機を使って洗濯物を乾かしましょう。20~30分もかけると、洗濯物も乾いてティッシュが取れやすくなります。
乾燥器を使う利点はただ乾かすだけではありません。乾燥させる際に遠心力が加わるため、温風でティッシュを吹き飛ばしてくれます。乾燥器がないという方はコインランドリーを活用してください。
柔軟剤や酢を使う
ティッシュは静電気が原因となって洗濯物にからまっています。そこで柔軟剤や酢を入れて洗濯し直して静電気を抑制しましょう。
柔軟剤は表示にあわせて適量を、酢は200ccほど入れて洗濯します。酢の量が多すぎないかと心配になる方もいるかもしれません。しかし、臭いが付くことはほとんどないので安心してください。
洗濯といっても汚れを落とすのが目的ではないため、すすぎを1回、脱水を1回すれば十分です。
野菜ネットを利用する
みかんやオクラなどが入っているあの野菜ネットを使えば、乾かさなくても簡単にティッシュを落とせます。三角コーナーや排水溝の水切りネットでも代用可能です。
使い方は簡単で、ネットをはめた手でまだ濡れている洗濯物を手前から奥に優しく撫でてみてください。そうするだけでティッシュがネットの網目にからみ、ポロポロと落ちていきます。落ちたティッシュを片付ける手間を軽くするために、下に新聞紙を敷いたり器の中でやるとよいでしょう。
取れにくいティッシュはどうやって取る?
通常であれば洗い直したりネットで撫でてあげれば、ティッシュはキレイに取り除けます。しかしそれでも残るようなしつこいティッシュは、どうしたら取り除けるでしょうか?いくつか方法をご紹介します。
ガムテープを使う
なかなか取れない小さい破片や、見落としがないか気になるときは、ガムテープを使って処理するのもおすすめです。洗濯物を乾燥させてから、最後の仕上げとしてティッシュが残っているところを処理してください。
粘着ローラーを使う
粘着ローラーも洗濯物を乾燥させてから使います。粘着ローラーは接着力が強いので、優しく当てるようにしましょう。しっかり貼り付けてしまうと服を傷めてしまうため要注意です。力加減が難しいという方は、ガムテープをおすすめします。
掃除機を使う
こちらも洗濯物は乾燥させてから作業します。強く吸い込みすぎないように先端のブラシ部分を取り外し、風力も弱めにして吸い取ってください。
洗濯機の掃除方法
ちぎれたティッシュは洗濯機の中にも残っています。掃除をしないまま洗濯をしてしまうと、残っていたティッシュが次の洗濯物にも付いてしまいます。また、構造上では洗濯機が傷むことはないといいますが、壊れてしまわないかも気がかりです。では洗濯機はどのように掃除したらよいのでしょうか?
すすぎと排水をする
最初に目に付くティッシュを取り除く作業から始めましょう。水を抜いた状態で取れるだけ取って、できるだけキレイにします。続けて水をいっぱいまで張ったら、すすぎと排水をするだけです。
1回やるだけでもほとんどのティッシュを洗い流せますが、気になるようでしたらフィルターをチェックして、ティッシュが引っかからなくなるまで繰り返してください。
フィルターの掃除をする
洗濯機についているフィルターには、ちぎれたティッシュがたまっている可能性が高いです。そのため洗濯機から取り外して、中までキレイに掃除しましょう。ティッシュが残っていると洗濯槽に戻ってしまうこともあるため、ていねいに洗って取り除きます。
注意したい点は壊さないように優しく洗うことです。繊維がからまって取りにくいときは、水で洗い流すようにしましょう。最後にフィルターを戻すときには、しっかりはまっていることを確認してください。
漂うティッシュをすくう
魚用などの目の細かい網を用意して、漂うティッシュをすくい取ります。洗濯機を水でいっぱいにしたら、2分ほど空のまま回してください。洗濯機が止まったら、浮いてきたティッシュをすくい取ります。
ティッシュが浮いてこなくなるまで繰り返し、最後に脱水して完了です。ただし、このやり方でも細かいティッシュがフィルター内に入っています。フィルター内の掃除と、場合によっては排水溝も詰まっていないか確認しておくと安心です。
ドラム式洗濯機の掃除方法
ドラム式洗濯機の掃除も、まずは中に残っているティッシュを掃除することから始めます。目につくティッシュは全てキレイに取り除くようにしましょう。
つづけてホースや排水溝が詰まっていないかチェックします。普段の洗濯ではあまり気にすることもない場所ですが、ちぎれたティッシュはつまりの原因にもなりかねないので、必ず確認しておきましょう。
もちろんフィルター内もチェックします。確実にたまっているので、一度キレイに掃除してください。この後の作業にも影響してきます。
次に見落としたティッシュやみえない部分に残ったティッシュを取り除くための作業に移りましょう。水の量は最多に、洗う時間も最長にセッティングしてから、洗いモードのみで洗濯してください。
ティッシュが浮いてきたらときどき洗濯機を止めて、ティッシュをすくい取っていきます。ティッシュの量が少なくなったら、洗いモードが終了するまでそのまま待ってください。
洗濯機が止まったらフィルターの確認をします。ティッシュが付いていたらきれいに取り除いてドラムの中をチェックしましょう。ティッシュが残っているなら再び洗いモードで洗濯機を回し、ティッシュがなくなるまでこれまでの工程を繰り返してください。
おわりに
ティッシュを一緒に洗濯してしまうことは誰でも一度はやってしまうことです。気付いたときには一種のパニック状態になる方も多いことでしょう。しかし落ち着いて対処すれば、余分な時間はかかるもののなんとかなることです。気を取り直して冷静に処理してください!
おすすめ記事
「Pacoma」はホームセンター系のフリーペーパーに出自を持つ、「暮らしの冒険」がテーマのライフスタイル系Webマガジン。ノウハウ記事からタレントの取材記事まで「暮らしを楽しむためのアイデア」をテーマに日々発信しています。
ウェブサイト: http://pacoma.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。