これは見逃せない!6月21日の夕方、日本全国で部分日食が見られます!
日本では2019年12月26日以来となる部分日食が、6月21日(日)の夕方に見られます!
ここでは、観察の際の注意点や各地域の日食予報についてご紹介します。
安全な方法で観察を
日食とは月が太陽の前を横切ることによって、太陽の一部または全部を隠してしまう現象です。
そして今回見られる「部分日食」は月が太陽の一部を隠す日食なので、太陽が欠けているかのように見えます。
出典:国立天文台
みなさんご存知のように太陽を肉眼で見ると、たとえ短時間(数秒)であっても目を痛めてしまう危険性がありますし、最悪の場合は失明する可能性もあります。
また、望遠鏡や双眼鏡も太陽の光や熱を集めて強くするため、肉眼で太陽を見る以上に危険です。ただ、専門家によって適切な減光を施された双眼鏡や望遠鏡は、日食観察に用いることができます。
そしてさらにサングラスやゴーグル、すすを付けたガラス板を使うなどの行為も危険を伴います。太陽が欠けているからといって油断はできませんね。
そのため、日食専用グラスなどのアイテムを使用して安全に観察する必要があります。国立天文台が公開しているこちらのページをご参照ください。
主な地点での日食予報
日本全国で部分日食を観察できますが、主な地点での日食予報は以下になります。
左から順に「食の始め」「食の最大」を記載しています。地域によって大きく時間帯が異なることはありませんが、事前の参考にしてみてください。
那覇:15時59分36秒、17時16分41秒
福岡:15時59分40秒、17時09分33秒
京都:15時59分40秒、17時09分58秒
東京:16時11分13秒、17時10分12秒
仙台:16時12分05秒、17時07分09秒
札幌:16時12分45秒、17時00分56秒
出典:国立天文台
これらの地域以外の日食予報は、日食各地予報をご参照ください。
今回注意すべきこと
今回の部分日食は、日食時の太陽の高度が低く太陽の光が弱くなるとされています。
そのため、日食専用のグラスを用いて観察する方法では太陽が見えにくくなることが想定されますが、それでも専用グラスを外して裸眼で直視することは避けてくださいね。直接見てしまうと、非常に強い光や熱により、目に回復できない損傷を受ける可能性もあります。
また、よく見えるポイントを夢中で探すあまり、気づいたら人が集まって密な状態になっていた・・・なんていうことも想定されます。新型コロナウイルス感染予防のためにも、3密への注意は徹底しなければなりません。
6月21日の夕方。部分日食を観察したいという方は、準備を万全にしておきたいですね!
今回を逃すと、次に見られるのは2023年4月20日とだいぶ先になってしまうので、ぜひお見逃しなく!
部分日食(2020年6月21日) – 国立天文台(NAOJ)特設ページ
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出典:国立天文台
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