名店の味の再現度がスゴイカップ麺ランキングベスト5
全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。東京アラートが解除され、ステップ3に移行した東京都。徐々に街に人も戻ってきた。ラーメン店への取材も少しずつ始まってきているので、またこの連載でもお店を紹介していこうと思う。
コロナ期になかなかラーメン店に足を運べなかった筆者は、この時期はカップ麺やチルド麺を片っ端から食べた。特に名店の名前を冠するシリーズの味の進化は注目に値するものである。
先日のAbemaTV「ABEMA的ニュースショー」では“名店の味の再現度半端ないカップ麺ランキング”を放送。筆者も出演し、ランキングを発表した。
今回は番組では放送しきれなかった4位と5位も含め、オススメのベスト5をご紹介する。
第5位:らぁ麺 すぎ本 塩ラーメン(税込237円)
業界最高権威とも言われる「TRYラーメン大賞」の塩部門受賞記念に発売された“すぎ本”の塩ラーメンを再現したカップ麺。
鶏と豚の旨味と香りがしっかり立っているのがまず驚き。魚介や椎茸なども効果的で、スープが重層的でビックリする。ケミカル感が全くなく、香りと旨味溢れる一杯になっている。
すぎ本 塩ラーメン | 商品情報 – 東洋水産株式会社
https://www.maruchan.co.jp/products/search/205689.html[リンク]
第4位:吉祥寺武蔵家 家系MAX 豚骨醤油ラーメン(税込280円)
横浜家系ラーメンの人気店の「アジコメ アブラオオメ カタメ(通称MAX)」を再現。
今まで食べた家系カップ麺ではNo. 1の仕上がり。かやく、ノリ、液体スープのみなのに、鶏油がしっかり効いているのが凄い。液体スープだけで豚の旨味と鶏油を表現したのはお見事。醤油の立ち方、豚骨の厚み、鶏油感どれもがしっかり出ていて、濃厚なのだがバランスがいい。固めでモチモチの麺も◯。
吉祥寺武蔵家 家系MAX 豚骨醤油ラーメン:商品情報:寿がきや株式会社
https://www.sugakiya.co.jp/products/cup/soku_n_8272.html?id=8272[リンク]
第3位:らぁ麺 飯田商店 醤油拉麺(税込213円)
昨年リニューアルした湯河原の名店“飯田商店”の豚・鶏のバランス系の醤油ラーメンを再現した一杯。
鶏と豚をベースに昆布の旨味を加え、鶏油を利かせたまろやかでコク深いスープ。鶏と豚のそれぞれの旨味がしっかり立っていて、動物系の独特の香りもよく、唸る一杯になっている。フタの上で温める液体スープの醤油の香りもニクイ。フリーズドライのチャーシューのブロックが肉多めで嬉しい。
らぁ麺 飯田商店 醤油拉麺 99g | セブンプレミアム公式 セブンプレミアム向上委員会
https://7premium.jp/product/search/detail?id=7052[リンク]
第2位:無鉄砲 濃厚豚骨ラーメン(税込228円)
京都府木津川にある人気店“無鉄砲”の超濃厚豚骨ラーメンを見事に再現。
まずフタを開けるとすぐに豚骨の香りが漂う。そして、お湯を入れれば部屋中が豚骨に。別添の特製コク旨だれを投入すると、濃度がMaxに。豚骨純度100%の“無鉄砲”ならではの茶濁したドロドロな豚骨スープは悶絶レベル。豚の骨や肉片などの粒々感をも上手く表現。試作は100回を超えたという。
ここにカップ麺とは思えないモチモチ感の強い特製ノンフライ麺が戦いを挑む。まさにハードパンチャーな一杯で恐れ入った。
濃厚ドロドロスープがやみつきになる「無鉄砲 濃厚豚骨ラーメン」が新登場!|ローソン研究所
https://www.lawson.co.jp/lab/tsuushin/art/1369268_4659.html[リンク]
第1位:鳴龍 担担麺(税込278円)
ミシュランガイド東京で一つ星を獲得した大塚の名店“鳴龍”の担担麺を再現した感動モノの一杯。
まずスープの再現性が見事で、程よい辛味と独特の酸味がうまく表現されている。極細ながら芯のある麺も再現性が高く、三層ノンフライ麺にでんぷんを練りこむことで、以前出していたものよりさらにコシが増している。
さらに、一番パワーアップしたのは“あとがけ芝麻醤”による胡麻の旨味とコク。カップ麺ではなかなか出ないコクと奥行きのある味がこの芝麻醤によって再現。カップ麺の限界を超えた素晴らしい味に仕上がっている。
鳴龍 担担麺 149g | セブンプレミアム公式 セブンプレミアム向上委員会
https://7premium.jp/product/search/detail?id=6334[リンク]
こちらのランキングは筆者のYouTube番組でも紹介しているので、詳しくはこちらの動画をご参考あれ!
進化が止まらないカップ麺。美味しいと思ったらぜひお店にも足を運んでほしい。
(執筆者: 井手隊長)
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。