コミケで入手!飯田和敏『ディシプリン*帝国の誕生』の非公式ガイドブック

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8月14日から16日の3日間開催され、56万人の来場者を記録した『コミックマーケット(コミケ)76』。ガジェット通信編集部は、同人ゲームなどが出展された8月15日、サークル名『Wabin Project』のブースで『Wiiウェア』専用ソフト『ディシプリン*帝国の誕生』(以下、ディシプリン)の非公式ガイドブックが販売されているのを発見。早速入手しました。『ディシプリン』といえば、ガジェット通信でも既報の通り“キモいWiiリモコン”や、クリエーターの飯田和敏氏による「どうかしてるんです」発言など、とにかく“異色”かつ全容がつかめない新作ゲーム。この本は『ディシプリン』の正体を知るヒントになるのでしょうか。

本の作者は、Luc-Leon-Lecoq氏。彼が奇妙な出来事を体験した直後のiida(飯田和敏氏)との出会いから始まり、Lecoq氏の独白というスタイルで回顧録がつづられていきます。『ディシプリン』は、Lecoq氏が収容された施設から飯田氏に送ったスケッチがきっかけとなり、構想されたゲームになっている様子。Lecoq氏はこのゲームのアートディレクションを担当し、施設から次々とアートワークを送り続けたようです。その中にはあの“キモいWiiリモコン”も。

ゲームに登場するキャラクターは、Lecoq氏が「施設の中で出会った収容者」であり、「性格付けは背景についてはiidaが再設定してくれている」とのこと。各キャラクターのスケッチと、それについての説明を読んでいくと、「給水塔の高台が好きな少年」「不遜(ふそん)で傲岸(ごうがん)で、人の間違いを許さない男」「人と話がしたかったニート」など、ゲームに登場するキャラクターたちがリアリティを持って語られています。

最後にはLecoq氏が「頭がおかしくなった」と告げ、心配になった飯田氏がヨーロッパへLecoq氏の様子を見に行くというコメントで締めくくられています。この本の編集部によると、飯田氏はその後音信不通。施設内部に入ってしまったのではないかとのこと。最後に携帯電話から聞いた言葉は「あーちゃんは大丈夫かなあ」……やはり“どうかしてる”ようです。

結局、この本を読んでもサッパリ分からないので、ゲームをダウンロードして確かめるしかなさそうです。『ディシプリン*帝国の誕生』は、マーベラスエンターテイメントが8月25日に『Wiiウェア』として配信を予定しています。飯田氏はそれまでに帰ってこられるのでしょうか?

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宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

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