ミネアポリスの暴動が残した爪痕

5月25日にミネソタ州ミネアポリスで、アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんが警察官に殺害されるという事件が発生しました。拘束時に警察官がフロイドさんの首を膝で押さえつけた結果の圧迫死ということです。

How a Night of Chaos in Minneapolis Unfolded | Minneapolis Protests(YouTube)
https://youtu.be/tRmqEbP0G6I


この事件を受け、26日にはアメリカ各地で警察の暴力に対する抗議デモが勃発しました。その後、抗議デモは暴動へと姿を変えることになりました。暴動が残した爪痕を確認できる動画や画像が多数投稿されています。こちらはミネアポリスの地元警察署が放火され燃え上がる映像。

RAW VIDEO: Aftermath of looting at Cub Foods in Minneapolis(YouTube)
https://youtu.be/_p3bBiuCH-g

A Look At The Damage From Overnight Protests In Minneapolis(YouTube)
https://youtu.be/apzayKr8aMg


暴動は破壊・略奪・放火行為までにエスカレートし、ミネアポリス市内に多くの爪痕を残しました。

1992年に発生したロサンゼルス暴動も、アフリカ系アメリカ人のロドニー・キングさんに対する警察の行き過ぎた暴力が原因でした。暴動の背景にある“人種的偏見からくる警察の暴力行為”は、ロサンゼルス暴動から30年近く経った今もなくなっていないということです。

ロサンゼルス暴動のきっかけとなった事件では、キングさんに暴行した警察官は無罪となりましたが、今回の事件でフロイドさんの首を膝で押さえつけた本人であるデレク・ショビン容疑者は、第3級殺人で逮捕されています。

※画像:Twitterより引用
https://twitter.com/Reuters/status/1265763532676759553

(執筆者: 6PAC)

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