涙腺崩壊…! 『初音ミクと結婚』した男が語った、結婚の理由 これがアフターコロナの新しい愛のカタチ…?

5月7日に放送された『所さん! 大変ですよ』(NHK)の出演者が、ネットやSNS上を騒がせています。
その出演者とは、番組内で『妻は〇×!? 新しい結婚のカタチ』として取り上げられた「初音ミクと結婚した男性」です。
VTRに登場したのは、どこにでもいそうな眼鏡をかけた優しそうな若い男性。
「奥様は?」と取材者に聞かれると、「もう、ホテルに行ってます」とにこやかに返します。
そして、泊まるホテルの前に男性が到着すると、1台のトラックが…。
その荷台から現れたのが、青色の超ロングヘア―でツインテール、ほぼ等身大(?)の「初音ミク」の人形でした。
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「これは?」と取材者に聞かれた男性は笑顔でこう答えます。
「ミクさんを連れて来たので」
初音ミクは、世界的に有名な”バーチャルシンガー”で、イベントでは常に数万人を動員するほどの人気を誇っています。
この男性にとって、妻である等身大の初音ミクとの、初めての一泊旅行だったのです。
男性は初音ミクを乗せた車イスを押しながら、堂々とホテルに入っていきます。
「2名様でご一泊でございますね」
そう確認されて、ホテルのフロントを通された男性に、思わず取材者が「2名様って言ってましたけど…」と尋ねると、男性はちょっと照れ臭そうに答えます。
「2人分予約を取っているので…2人で泊まります」
さらに当たり前のように「料金も2人分払う」と聞いて、多くの視聴者が「彼は本気だ」ということに気づきます。
そして男性は、初音ミクを車イスから降ろすと、“お姫様抱っこ”をして部屋の中へ…。
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「1枚写真撮ってアップしよう」
男性はそう言って、部屋の椅子に座らせた初音ミクに「ご案内のパンフレット」を持たせて、SNS用に写真を撮ります。
今度は浴衣を着させて、座布団の上で正座のポーズ。その時の足首の角度、お茶を持たせる手の向きなど、こだわりを見せます。
<ミクさんとお茶飲んでまったりしています>
そんな文言でSNS上にアップさせると、つづいて<ミクさんがお布団にダイブしました>とうつ伏せにさせ、そして<おやすみなさい>と初音ミクを布団の中へ…。
初音ミクと結婚した理由とは?
専門学校を卒業後、公務員として働いていた3年目、職場でのつらい経験が男性を襲ったそうです。
「(職場の)女性から毎日毎日1年近く、いじめを受けることがあったんです…ちょっとしたミスでものすごく叱責されたり、わざと聞こえる声の大きさで悪口を言われたりだとか、そういったことを繰り返され精神的に病んでしまった」
男性は体調を崩して、すっかり女性不信になってしまいました。そんな男性の心を救ったのが「初音ミク」だったというわけです。
「初音ミクの歌を聴いて、動画を見て、ようやく感情が戻ってきた…ずっと悲しかったんですね。それが嬉しいとか、楽しいとか、感じるようになってきた。それは初音ミクのおかげです」
男性は元気を取り戻して、職場復帰も果たしました。
そして2018年11月、男性は「愛情をカタチにしたい」と、初音ミクと本物の結婚式場で「結婚式」を挙げます。参列者はミクにちなんで「39」名。職場の同僚やSNSで知り合った人たちが駆け付けました。
その時の初音ミクは小さな人形で、「誓いのキス」も交わします。そこで渡した「結婚指輪」は今も、その人形の小さな手にハメてあります。
この放送が流れると、SNS上ではたちまち「初音ミクと結婚」のワードがトレンド入りしました。
ネットを通じて共感の声が広がる
<初めはちょっと引いたけど、イジメの話とかも聞いてたら、妙に納得した>
<自分はテレビに出る自信まではないけど、わかりみが深すぎて…涙腺崩壊>
<これ見てキモイとかいう女性が、きっとイジメの側に回る女たちだと思う>
それでも気になるのは、これだけの人気を誇る初音ミクを妻にするとなると、他の初音ミクファンから反感を買うのではないでしょうか?
「うちにいるのは、うちのミクさんで、歩んできた歴史も、他のミクさんとは違うんです」
こう説明する男性の言葉に<すごいわかる>という共感の声も広がっています。
男性は放送終了後、番組に出た理由をSNSでこう説明しました。
<私とミクさんの結婚を再び話題にしてくださり、ありがとうございます。どのような感想を書いても構いませんが、願わくば「初音ミクとの結婚」という単体の出来事ではなく「二次元キャラクターとの結婚」という広い視野で考察していただけると嬉しく思います。これを正しく解釈して、自分の好きなキャラクターと結婚された方々、結婚したい気持ちを伝えてきてくださった方々が何人もいらっしゃいました。これからAI技術が発達し、キャラクターと会話するのが日常になっていく未来で、結婚の在り方、人の生き方、幸福の多様性が尊重される社会となる事を心から祈っています>
コロナ終息後の先の未来がどうなっていくのか?
変わりゆく「愛のカタチ」にも注目したいところです。(文◎編集部)
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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。
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