米人気ファストフードチェーンChick-fil-Aがミールキットの販売を開始
北米で2500店以上を展開するファストフードチェーンChick-fil-A(チックフィレイ)は、2020年5月、定番の鶏胸肉のフライ「Chick-fil-A Chicken(チックフィレイ・チキン)」を家庭で簡単に再現できるミールキットの販売を開始した。
定番のチキンフライが家庭で簡単に楽しめる
「Chicken Parmesan Meal Kit(チキン・パルメザン・ミールキット)」と名付けられた2人分のミールキットは、下ごしらえされ、味付けされた鶏胸肉と独自のマリナラソース、チーズクリームパスタの材料と調味料がレシピとともにセットされている。レシピに沿って作業するだけで、30分程度で出来上がり、家庭でChick-fil-Aの味を楽しめるのが利点だ。
「Chicken Parmesan Meal Kit」の価格は14.99ドル(約1495円)。
Chick-fil-Aの公式モバイルアプリで注文し、店舗のドライブスルーで受け取るほか、DoorDash、Uber Eats、Grubhubといったフードデリバリーサービスで注文し、自宅などに届けてもらうこともできる。
米国でミールキットの需要が増加
米国では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴って多くの消費者が外食を控えるなか、献立や食材の買い出し、調理などの手間をかけず、美味しい食を家庭で簡単に楽しめるミールキットへの需要が伸びている。
たとえば、ミールキットサービスHelloFresh(ハローフレッシュ)では、米国のユーザー数が2020年第1四半期時点で対前年同期比88.6%増の264万人に増えた。
Chick-fil-Aのようなファストフードチェーンでも、消費者の多様なニーズに応える手段として、従来のイートインやテイクアウトに加え、ミールキットへの参入が広がるかもしれない。(文 松岡由希子)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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