【大分県別府市】「イノウキャンプ」開催！フィールドワークを通して、様子て新しいまちづくりを提案

2025/03/07 03:00 ストレートプレス

大分県別府市の立命館アジア太平洋大学(以下、APU)は、「総合型選抜専門塾AOI(以下、AOI)」を運営する花形、ディック学園と共同で、高校生が大分県別府市に滞在しながらフィールドワークなどのグループアクティビティを通して新しいまちづくりを提案する「イノウキャンプ」を、5月3日(土)～6日(火)に実施する。

「正解のない答え」を自身でつくる力を養う

「イノウキャンプ」とは、花形の運営するAOIが2022年より実施しているプロジェクトで、高校生が“とある”地域に滞在し、そこでしかできない体験を通して一つの成果物をつくる宿泊プログラムだ。

※別府市内でのフィールドワークの様子(画像は昨年のもの)

「伊能忠敬」が、日本中を駆け回り、これまでになかった世界観を「地図」という形の媒体にし、他の人と共有することを可能にしたように、参加者は自分の足で地域に行き、現地で得た知見や体験を誰かに伝えるために具現化させることに取り組んでいく。その経験により、実社会で求められる「正解のない答え」を自身でつくる力を養うことを目指す。

最終日。成果物についての発表の様子(画像は昨年のもの)

今年度も引き続き、参加者は大分県別府市とAPUを舞台にAPU生と共にフィールドワークやグループワークを行う。最終日には4日間の集大成として、100年後の未来の別府市を創造した作成物についてのプレゼンテーションを行い、APUの教員から講評を受ける。

プログラムは、学校では体験できない学びができるほか、チームビルディングを通じた自己理解と協働力を養うことができる。そのほか、体験を通じた新たな価値観や文化的適応力、まちづくりの経験を得ることができる。

増加する学校推薦型選抜

2020年の大学入試改革以降、いわゆる年内入試と呼ばれる総合型選抜と学校推薦型選抜による大学入学者数は増加しており、2024年度入試では一般選抜による入学者数を上回っている。その中でも特に総合型選抜による入学者は急増しており、2000年度入試と比較すると大学入学者全体に占める割合は10倍以上になっているそう。

グループワークの様子(画像は昨年のもの)

総合型選抜は、学力の3要素である「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を総合的に評価する入試。そのため総合型選抜で大学に合格するためには、与えられた問題に対して正解を導く力だけではなく、自ら課題を発見しそれに対して必要な思考や判断を行い、他者と協働しながら主体的に表現していく力も必要だ。

イノウキャンプではフィールドワークやグループワークを通じて、「正解のない答え」に向き合う経験をすることでこれらの力を養うことを目指すとしている。