「脳が追いつかない」「よく分からないけど好き」 マンガ『隕石を止められる女の子』の尊さを表現するには語彙力が足らない
「今日、世界が終わるかもしれない」という状況なら、後悔がないようにしたいもの……。そういう人類の危機的なストーリーの映画やマンガはたくさん世に出ていますが、お絵かき配信をYouTubeで公開する活動をしているハミタさん(@hamita1220)がTwitterに公開した『隕石を止められる女の子』は、その展開の勢いがちょっと想定外で「しゅごい」「めっちゃすき」といった反応が多数集まっています。
隕石を止められる女の子 pic.twitter.com/EP0he9P46b— ハミタ (@hamita1220) April 14, 2020
「今日の午後に隕石が衝突する…って、そう言われたって実感なんか沸かないっての」と新聞を読みつつ言うセンパイ。「なんで最後の日かもしれないのに部室なんかに来てるんですか?」と聞く女の子に対して、「実感が沸かないというのもそうだけど、もしかしたらお前がいるんじゃねーかなーって」といいます。天然タラシ?
「せ……センパイ!」と勢いよく立ち上がる女の子。「仮に、仮にですよ!? 仮に隕石を止められるような女の子がいたら……どうですか……?」と言い出します。「まぁ、すごいなぁって思うかな……?」というセンパイに「そうじゃなくて!れっ………恋愛対象になりますか!?」と畳み掛けます。
「大猿に変身しなければ……」「変身しません!!」「なら、まぁ……問題ないかな?」「ほ………本当ですか!?」というやり取りの後に、「あ、でも」とセンパイが「そんだけ強い子だとキスするとき乱暴そうで怖ぇかなぁ」と言い出します。
ここで女の子、意を決したキス!!!! 「このくらいなら問題ないですか!?」という女の子に「な…ない…です」という答えを聞いて、「よし!まだ間に合う!」と駆け出し、「いってきまーす!!」と壁を破って出撃(?)。後を見送るセンパイのシルエットで「その後、彼女は本当に隕石を受け止めた。僕は彼女にアイスを奢ってやろうと思った」というモノローグでマンガはエンド。
「恋愛第一と考える恋愛脳なキャラクターを描こうと思ったのですが、そのキャラクターのインパクトを強くするためにはどうすればいいかと考えた結果、『地球滅亡の危機を救う選択を好きな人がどう思うかで決める』キャラクターにしました」というハミタさんのマンガ。「脳が追いつかない」「感想を表現するには語彙力が足らない」「よく分からないけど好き」「尊いがすさまじい」という反応のほか、「この子が後の吉田沙保里さんか」という声まで上がっていたことについては、「自分の漫画では『好き』とか『尊い』などの直接的な表現を抑えているせいか、リプライや引用RTで様々な意見、考察をしてくださる方が多く、とても面白く読ませていただきました」とコメントしてくれました。
最後にセンパイがアイスを奢ろうとするところが「『愛』とかけている」と読む人も多かったこのマンガ。いずれにしても、恋する女の子は無敵というヤツなのではないでしょうか。
配信ハミタ(YouTubeチャンネル)
https://www.youtube.com/channel/UCp9hTcWw62un10cM-CvK9BQ [リンク]
※画像はTwitterより
https://twitter.com/hamita1220/status/1249892399209316352 [リンク]
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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