アップル:「新型コロナ検診アプリとサイト」のプライバシー保護を約束

アップルは、2020年4月上旬に新型コロナウイルス(COVID-19)のスクリーニング(検診)用アプリとWebサイトをリリースしました。これは、CDC、ホワイトハウス・コロナウイルス・タスクフォース、アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁(FEMA)の協力によって実現したものです。
注目される新サービスのプライバシー保護について、米Bloombergの報道によると、米民主党の上院議員らがティム・クックCEOにあてて送付していた質問状に対して、2020年4月9日付けでアップルから回答の書簡(PDF)が送られたそうです。その中でアップルは、「アプリとウェブサイトは、ユーザーデータのプライバシーとセキュリティを保護するために構築されています。」と述べています。
アップルは、「個人の健康や愛する人の健康に関する重要な情報やガイダンスへのアクセスに際しては、個人にプライバシーの侵害を求めるべきではありません。むしろ、我々がこれらの権利を保護する取り組みは、このような時こそ最も重要なのです」と表明しており、今回のアプリとウェブサイトを使う際には、個人情報でのサインインやApple IDとの関連付けをする必要はありません。
アップルは他の製品でもデータの収集を最低限に抑えていますが、今回も同じく入力されたデータは収集しない(アプリ操作のサポートのための情報のみ取得)というルールを適用すると説明しています。
さらに、収集したデータは営利目的では使用せず、政府機関やサードパーティに送付したり販売したりすることは決してしないと約束もしています。
アップルは、濃厚接触探知をOSに組み込むプロジェクトでGoogleと協力しさらなる新型コロナ対策を進めています。今回の報道では言及がありませんでしたが、今後、新プロジェクトについても同様の質疑応答がなされる日は遠くないかもしれません。
(画像引用:https://www.apple.com/covid19/)
Copyright © 2020 iedge All Rights Reserved.
関連記事リンク(外部サイト)
【今こそチャンス!】続々誕生している「コロナが加速させる無人対応」とは!?
【知らなきゃ損!】コロナ疲れの方におすすめの「Amazon Primeの無料配信」まとめ
Amazonのレジなし決済システム「Just Walk Out」、他社小売店に販売開始
スキマ時間にどうぞ!

最新IOTテクノロジーを用いた防犯セキュリティーシステムや家電設備を搭載したスマートホーム(スマートハウス)情報をお届け。まだ日本では未発表のアプリやデバイス/ガジェットも全公開します。
ウェブサイト: https://www.iedge.tech/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。