日本全国に数ある「スターバックス」の店舗の中で、特別な店舗がいくつかある。
その「リージョナル ランドマーク ストア」は、スターバックス公式サイトによると「日本の各地域の象徴となる場所に建築デザインされ、地域の文化を世界に発信する店舗の総称です。訪れる人々がその地域の歴史や伝統工芸、文化、産業の素晴らしさを再発見し、その発見を通じて地域へ絆を感じられるよう、様々なローカルのデザインエレメントを織り込んでいます」とのこと。
リージョナル ランドマーク ストアは2020年春現在、全国27店舗。最北店舗は北海道の釧路鶴見橋店、最南店舗は沖縄本部町店だ。その他、オープン時から評判高い富山環水公園店、神戸北野異人館店、福岡の太宰府天満宮表参道店、島根の出雲大社店などがよく知られている。
その中で、沖縄本部町店は、日本最南端かつ沖縄県唯一のリージョナル ランドマーク ストア。特に「海が見えるスターバックス」としてオープン時から地元はもちろん観光客にもとても人気が高い。
沖縄本部町店へ、那覇空港から車で行ってみた。
高速道路を使って、所要2時間弱。家族など同行者がいればあっという間かもしれないが、1人で走るとけっこう遠い。店舗は、美ら海水族館のまさに手前にあり、大通りに面しているのでわかりやすい。ドライブスルー併設で、駐車場も無料だ。
店内に入ると、自然な「木の温もり」がまず感じられる。公式サイトによると、店舗のデザインコンセプトは「コーヒーゆんたく」で、ゆんたくとは沖縄の言葉で“おしゃべり”“だんらん”を意味するという。1階のコミュニティテーブルには沖縄の県木である「琉球松」も使われている。地元の職人による「JIMOTO テーブル」は、全国の店舗で増えつつある。
また、アーティスト集団「淀川テクニック」監修のプラスチックごみを素材に使ったアートも飾られていた。個人的にこのアートは、大阪のLINKS UMEDA 2階店に続いての遭遇。
2階に上がると、大きな窓から東シナ海の美しい海が見える。外にも出られて、ベンチに腰掛けて潮風を感じながらじっくりコーヒーが味わえるのは至福の時間だ。美ら海水族館がある海洋博公園に近いので、緑もとても多い。なお、2階からも店舗に出入りできる。
沖縄観光でぜひ訪れてほしいスターバックスの特別なストア。特に天気が良い日は絶景とともに楽しめる。店内では沖縄限定のスターバックスのグッズも販売していてお土産におすすめだ(グッズは沖縄の全店舗で発売)
リージョナル ランドマーク ストア|スターバックス コーヒー ジャパン
スターバックス コーヒー ジャパン
沖縄本部町店|スターバックス コーヒー ジャパン
※営業時間等にご注意ください