指に金属製凶器をつけた集団に大学生が襲われ金を奪われる　使われた武具を調査してみた

3日早朝の5時15分ごろ、大学生がサーフィンを楽しもうと車を運転していると、後ろから来た車に前方をふさがれ、三人組が降りてきて顔を殴られる事件があった。三人は指に金属製凶器をはめており、「刺すぞ」などと脅し、学生から財布を奪い現金5000円を奪って、車で逃走した。学生二人は幸いにも軽い打撲で済んだ。

岡崎署によると、3人とも20歳代で、シルバーの乗用車に乗り、指にはめていた金属製凶器には刃物をつけて改造されていたようだという。強盗容疑捜査中とのこと。

筆者は指にはめる金属製凶器というものが、某格闘ゲームに出てくるものしか想像できなかったため、どういったものか愛知県警警察本部に問い合わせをしてみた。しかし、愛知県警は発表された事件の詳細であっても企画書を作って提出してくださいという回答。聞きたい事はどういった武器かだけなんですけどね……。しかも驚いたのがその回答方法だ。FAXや郵送で回答を得られるのかと思いきや、

「愛知県警で発表いたしますのでこちら来られないと回答できません」と、困った返答が。わざわざこれだけの為に愛知県までは行けないので、指にはめる武器というものがどういった場所で売られているのか、危険なものでもすぐさま入手できるのかを調べてみた。

ネットで調べると、指にはめる武器の代表格である『メリケンサック』が数多くヒットし、安易に入手できる。中には普通の『メリケンサック』ではなく、先がとがっているもので殴れば必ず刺さるであろう物が数多く豊富なバリエーションで品ぞろえされている。「破壊力が凄すぎる為、過剰防衛になるので護身用としてはオススメしません」と購入ページに銘打ってあり、護身用具店で売ってるのが不思議だ。

どういう層の人が購入しているのか、電話で聞いてみると、

「報道としての質問かもしれませんが、イメージが下がるのであまりお答えしたくはありません。先がとがっている物に関してはペンでも何でも刺さります」

との返答が。イメージ的な懸念で、突っぱねられてしまった。どのような人がどういう目的で購入しているのかを聞きたかったのだが非常に残念だ。

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刃物でなくても、改造しなくても刺さる危険な武具。1000円ほどで入手でき、中高生やある一定の人たちにはカッコイイとされている『メリケンサック』。今回事件で使われた武器の詳細はわからないが、金属製ということで、似たようなものであるのは容易に想像できる。

※画像は『YouTube』から引用