志村けんさん(70歳)が新型コロナウイルスに感染し、集中治療室で闘病していたものの、2020年3月29日に他界した。誰もが復帰会見で「だいじょうぶだぁ～」と言ってくれると信じていただけに、日本国民の多くが大きなショックを受けている。

・とある女性は名指しで叩かれている

そんななか、ひとつの問題が物議を醸している。志村けんさんに新型コロナウイルスを感染させた人物を特定しようとする人たちが複数現れ、インターネット上に人物名や店名が書き込みされているのである。とある女性は名指しで感染源として書き込みされ、バッシングを受けていた。

・志村と藤波の感染源は同一人物？

実際に調べてみたところ、書き込みされている店名が、実在する名称である可能性が高い事がわかった。また、新型コロナウイルスに感染したと報じられている阪神タイガースの藤浪晋太郎投手に関しても、感染させた人物の特定を使用としている人たちがおり、「志村と藤波の感染源は同一人物」との確証がない情報まで書き込みされている。

・ネットに晒す行為は誹謗中傷

誰が誰から感染したのか、それを確定させることは非常に慎重な調査が必要なのは言うまでもない。そもそも、志村けんさんが誰から感染したのか、公式に発表されていない。

そんな状況下で店名や人名をインターネットに晒す行為は誹謗中傷に繋がるし、すでに誹謗中傷化しているともいえる。たとえ感染源になったことが事実だとしても、公式情報がない現状では憶測でしかなく、我々が知る由もない。

・感染リスクを減らす行為に時間を費やしたい

現在、東京都を含む日本全国がパンデミック状態から脱するため、あらゆる手法で感染拡大を抑えようとしている。犯人探しともいえる「感染源探し」をするよりも、いまは一人でも感染者が減るよう、感染リスクを減らしていくことに時間を費やしたい。

もっと詳しく読む: 志村けんに新型コロナウイルス感染させた犯人探し開始 / 名指しで女性が誹謗中傷される(バズプラス Buzz Plus) https://buzz-plus.com/article/2020/03/31/causes-coronavirus-infection-news/

Photo: 彦龍