「クラスター」「オーバーシュート」「ロックダウン」はなぜカタカナ? 河野太郎防衛大臣の疑問ツイートに医師が解説&専門用語なしウイルス感染基礎知識動画などが集まる

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世界的に深刻な事態になっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。2020年3月25日7時の時点で、日本での感染者数は1193人、死亡者は43人(クルーズ船の感染者・死亡者を除く)となっており、2020年3月23日には小池百合子東京都知事が「都市の封鎖など、強力な措置を取らざるをえない状況が出てくる可能性がある」と発言するなど、依然として予断の許されない状況が続いています。

そんな中、2020年3月22日に河野太郎防衛大臣が「クラスター」「オーバーシュート」「ロックダウン」とカタカナの専門用語で呼ばれることに疑問を呈するツイートを投稿。さまざまな反応が飛び交っています。

クラスター 集団感染
オーバーシュート 感染爆発
ロックダウン 都市封鎖
ではダメなのか。なんでカタカナ?

河野大臣には「高齢者には伝わりにくい」「意味がわからなくて困る」と同意する声のほか、「漢字にするとお年寄りがパニック起こすからでは?」という推測なども寄せられていましたが、医師からは次のような解説も上がっています。

医師です。言いたいことは分かりますが、「クラスター」と「集団感染」、「ロックダウン」と都市封鎖」は微妙に異なりますので誤解を避けるための言葉選びかと思います。
一方で「オーバーシュート」 は「感染爆発」でいい気がします。強いて言えば不安を煽りすぎないようにする狙いでしょうか。

補足1:
「集団感染」は「ある集団の中で感染者が多数発生すること」を指します。インフルエンザなどによる小学校の学級閉鎖はこれが原因ですね。

一方で新型コロナは「特定の条件下で1人が多数に感染させやすい」という特徴があり、これにより発生した患者集団を「クラスター」と呼びます。

補足2:
一般的に「都市封鎖」と言えば「ある都市を封鎖し外部との人や物の出入りを禁止すること」です。

一方、欧米の感染拡大地域で行われている「ロックダウン」は、「都市封鎖に加えて内部でも外出を避け、生活に必要なインフラや小売店以外は営業を停止する」という踏み込んだ措置を指します。

一方で、スタンフォード大学博士研究員の新妻耕太氏(@ikra_newife)のように、ウイルス感染の基礎知識を専門用語なしで解説する動画を妻と作成して公開するような動きもあります。

スタンフォード大学で免疫学を研究しているものです。難しいカタカナ専門用語使用は国民の方々の理解の妨げになりえます。
ウイルス感染の基礎知識を専門用語無しで解説する動画を妻と作成して公開しています。
正しい知識と教養が過度な楽観や不安を防ぐことを祈っています。

特にテレビなどでは、解説なしに専門用語が使われるケースが目立っています。「意味が理解できない」という時には、ネットなどで調べることによって理解を深めることが大事なのではないでしょうか。

※画像はTwitterより
https://twitter.com/konotarogomame/status/1241506476151033863 [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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