ンゴマクリラの丘。

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この記事はKenさんのブログ『Tokyo Life』からご寄稿いただきました。 

ンゴマクリラの丘。

6月にマトボ(UNESCO世界遺産)に行った時*1にガイドしてくれた人が、「ハラレにいるならば是非行ってみるべき。」と言っていたンゴマクリラ(Ngomakurira)の丘に登ってみました。市内からは30km強のところにあります。
「地球の歩き方」には記述なし、「Lonely Planet」には半ページほど記述がある場所です。途中であったジンバブエ人に聞くと、「ngoma」が「太鼓」、「kurira」が「音」という意味だそうで、「Lonely Planet」も「祝祭のドラムの響きに由来する名前と考えられ、洞穴の中の音響からよく分かるが、特に神聖な洞穴は観光客は入れない。」と書いてます。

*1:「ジンバブエ一周、2500kmの旅。」2012年6月30日『Tokyo Life』
http://kens_asia.blogspot.jp/2012/06/2500km.html

写真のような矢印のペイントを目印に山登り。そもそもハラレの標高が1500m以上あり、丘の頂上は1653m。息が上がります。久しぶりに肩で息をする感覚。

丘を登る途中には、ところどころに古い時代の人々が残した壁画が残っています。

写真では分かりづらいのですが、山腹にある洞穴に降りるには、かなり急な岩肌を降りなきゃいけない。「落ちたら死ぬでしょう」という場所で、高所恐怖症の人は行くのは無理でしょうね。そんなに恐がりでもない私でも、背筋がゾワゾワする感じでした。
すぐに管理責任だのなんだのという日本なら確実に立入り禁止にするところでしょうが、自己責任で見に行けます。

洞穴の中には大きな黄色い象の壁画。写真に写っている人もこの日はじめてンゴマクリラの丘に来たというジンバブエ人で、丘の頂上から一緒にここまで降りてみました。彼は手荷物を持って急勾配を降りるのは怖いと言って、一度途中で引き返して丘の上に荷物を置いてから降りてきました。

丘の頂上からの眺め。この日はちょっと霞んでいて見通しはそんなに良くなかったですけど、それでも絶景です。写真では伝わらないスケールですね。
今でもこの丘は聖なる場所と看做されているとかで、この日もお祈りに来ている人を数人見かけました。静かな谷で「God and Jesus! Open my spritual mind!」とか朗唱していて、土着宗教ではなくキリスト教なんですけどね。
で、そこからそう遠くないところで白人ジンバブエ人がバーベキューパーティやってたりもする。

明日はきっと筋肉痛。

執筆: この記事はKenさんのブログ『Tokyo Life』からご寄稿いただきました。

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