きくらげ栄養!白きくらげとの違いや、椎茸との栄養比較まとめ
きのこの仲間のきくらげは、コリコリとした食感が魅力で、中華料理には欠かせない食材のひとつ。通年で手に入り、カルシウムや食物繊維をはじめ、さまざまな栄養を含んでいます。そこで、今回はきくらげの栄養や、きくらげと白きくらげの違いなどを解説します。
きくらげの栄養
乾燥きくらげの栄養量を、同じ乾燥食材である干し椎茸と比較しました。中でもカルシウム310mgやビタミンD85.4μg(マイクログラム)、食物繊維57.4gは、干し椎茸よりも多く含みます(可食部100g当たり)。
きくらげと白きくらげの違い
●きくらげ
全体は耳型または波形で、屈曲してナラの枯れ木などに群生します。全体的に暗褐色で、表面にかすかに短い毛が生えています。主にコリコリ、プリプリとした食感が特徴。
●白きくらげ
ゼラチン質で半透明の白色です。乾燥白きくらげを十分に水で戻し、軸の硬いところを取り除くと、軟らかな口当たりになります。
きくらげと白きくらげの栄養
乾燥させたきくらげのカロリーは167kcal、白きくらげは162kcalと、ほぼ同程度ですが、含まれる栄養量は違います。きくらげは、ビタミンD85.4μg、葉酸87μgを白きくらげよりも多く含みます。一方、白きくらげは、カリウム1400mg、ビオチン86.9μgをきくらげよりも多く含みます(可食部100g当たり)。
最後に
きくらげの栄養や白きくらげとの違いを知って、独特の食感を生かした料理を楽しんでください。
最終更新:2022.12.21
文:アーク・コミュニケーションズ
写真(撮影):清水亮一(アーク・コミュニケーションズ)
写真(撮影協力):吉田めぐみ
監修:カゴメ
参考文献:『新・野菜の便利帳』板木利隆監修(高橋書店)
出典:
日本食品標準成分表2015年版(七訂)きのこ類
農林水産省
aff(あふ)2010年9月号 特集2 食材まるかじり(1)(きくらげの特徴)
東海農政局 平成28年度東海地域食料自給率向上研究会 レシピ集(白きくらげの戻し方)
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