超高速SDHCカード+ハイテクカメラ装備の『カメラ・ワン』が来た!
犬のカメラマン
“カメラを持った犬のカメラマン”こと、『カメラ・ワン』がやってくる?!
『カメラ・ワン』とはなんぞや?ということで、今回ガジェット通信は撮影現場である東京・駒沢オリンピック公園へとおもむいた。
この日の駒沢オリンピック公園はセミの声でにぎやかな、まさに夏日。やってきたのは、白と黒のオシャレな『カメラ・ワン』たち。
白の毛並みは、あんこ(3歳)、黒はパーティ(4歳)。いずれもスタンダードプードルという犬種である。彼らの首に、専用のカメラをぶら下げて、“撮影”を行うというのだ。
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“人”には撮れない写真を期待
ローアングルで、興味を示した方向に向くのが『カメラ・ワン』たち。
常に人より低い目線で動き回りながらも興味の対象を探すことにより、人間にはなかなか撮りづらいであろう作品が期待できる。
しかし撮るのは「動画」ではなく、あくまで「静止画」。いったいどうやってシャッターを切るのであろうか。
今回、中の構造についても見せていただけたので解説したい。
専用のセンサーを搭載しシビアなチューニング
ベースは市販のコンパクトデジカメなのだが、常に連写で撮影をしているわけではない。『カメラ・ワン』たちの“興味”が発生したタイミングで、シャッターが切られる必要がある。
そこで今回のシャッター装置には、加速度センサーと音声認識センサーが実装されている。
加速度センサーは、「動き出し」と「動き止まり」を検出し、シャッターボタンに連動。
音声認識センサーは犬の吠え声に反応してシャッターを切る役目だ。
それぞれのタイミングで、自動的に連写を行うようにチューンされているのだ。
つまり完全に犬、……もとい『カメラ・ワン』専用に開発された撮影装置というわけなのである。
予測不可のタイミングで高速連写を行う関係上、メモリカードには東芝の新製品である『EXCERIA(エクセリア)』が採用されている。
『EXCERIA』は現存するSDHCメモリカードとしては世界最高水準の転送速度を有しているとのこと。
資料によれば、最大転送速度は次の通り。
読出し:95MB/s
書込み:90MB/s
※SD-GU032G1、32GB
連写で多くの撮影を行うと「BUSY」表示が出てしまい、肝心のシャッターチャンスを逃してしまう場面も少なくない。そういった意味でも、メモリカードの選択は慎重に行いたいところだ。
興味深いシャッターチャンスをゲット!
今回の撮影以外のもの含め、『カメラ・ワン』ならではの楽しい写真を紹介したい。
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”誰でも決定的瞬間が手にはいる”連写体験撮影会も
今回の撮影でも活躍した『EXCERIA』の性能が体感できる連写体験撮影会も行われる模様だ。
『カメラ・ワン』たちと会って撮影してもらえるのはもちろんのこと、プロのドッグカメラマンである中村陽子カメラマンから犬の撮影テクをレクチャーしてもらえるというぜいたくな内容が予定されている。また、カメラの貸し出しを行いEXCERIA撮影体験をすることもできるうえにドッグランは無料開放されるとのことである。
ららぽーと豊洲にて、8月23日~26日に行われる予定なので、詳しい内容は下記リンク先から確認してみてほしい。
http://www.camerawan.com
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