パナソニック、4K60p 10bitカラー対応の小型業務用ビデオカメラ「HC-X1500」「HC-X2000」を3月に国内発売

パナソニックは 2 月 13 日、4K@60fps の動画撮影に対応したコンパクトサイズの業務用ビデオカメラ「HC-X1500」と「HC-X2000」を国内向けに発表しました。
発売予定日は 3 月 19 日です。
両モデルとも撮影時重量 1.2kg と業務用ビデオカメラとしてはかなりコンパクトで軽量な製品です。
この手のビデオカメラは画質やスペックもそれなりなの場合が多いのですが、パナソニックの新作はどちらも 4K@60fps 記録や 4:2:2 方式または 4:2:0 方式の 10bit カラーサンプリング(4:2:2 は 4K@30fps まで)に対応しているので、グレーディングにも耐えうる画質の素材を収録できそうですし、広角 25mm から望遠 600mm までカバーするライカディコマーレンズを搭載しているので、近場から遠くまで幅広いシーンで使用でき、カメラ 1 台で何でもこなそうと考えている私にとってはとても魅力的な製品です。
私は取材に出る時にはいつも Canon XA40 を持ち出しており、CES 2020 で HC-X1500 が発表されてからずっと Canon XA40 から HC-X1500 に置き換えようと検討していた中で国内発売が発表されたので、いよいよこの計画が現実味を帯びてきました。
ただ、イメージセンサーのサイズが 1/2.5 インチと小さいので、一眼カメラや 1 インチのイメージセンサーを採用した業務用ビデオカメラよりも画質は劣るでしょうし、暗所性能も比較的悪いだろうとは予想しています。
それでも、このサイズで 4K@60fps 撮影ができることは、私にとって非常に大きなメリットとなるので、上述の懸念事項は無視できると思います。
同時に発表された上位の HC-X2000 は HC-X1500 に着脱可能なハンドルユニットを同梱し、さらに放送用の 3G-SDI 出力端子を追加したモデルになります。
両モデルの機能の中で特出すべき点は上記の他にも、5,900mAh バッテリーが同梱しており、4K@60fps 記録で約 5 時間 20 分と長い時間撮影を継続できる点、Wi-Fi をサポートしており、RTMP プロトコルのライブストリーミングが可能な点、フォーカスとズーム / アイリスを個別の制御できる 2 つのコントロールリングを有している点、タブレットからワイヤレスリモートで画質調整や REC スタートなどを制御できるなどアプリ操作に対応している点(Android / iOS 対応)でしょうか。
イメージセンサーの総画素数は約 857 万画素で、有効画素数は約 829 万画素となっています。
レンズのフィルター径は 62mm で、最小 F 値は F1.8 ~ F4.0 の間で変化します。
もちろん ND フィルター(ND4、ND16、ND64)を内蔵。
顔検出 + 追尾 AE&AF に対応した「4K ハイプレシジョン AF」をサポートしています。
また、モニタは 3.5 インチ 276 万ドットで、チルト式の電子ビューファインダー(156 万ドット)を搭載。
外部端子は HDMI 出力(4K 出力対応)、3.5mm マイク入力と 2.5mm リモコン端子、Micro USB 端子を搭載しており、別売または HC-X2000 には同梱するハンドルユニット経由で XLR 端子のマイクを使用できます。
価格はオープンとなっていますが、米国では HC-X1500 が $1,697(約 186,000 円)、HC-X2000 が $2,197(約 241,000 円)なので、国内でもこれに近い価格になると予想されます。
Source : パナソニック

■関連記事
GoProのスマホアプリでメディア機能強化、GoPro Plusからの一括ダウンロードにも対応
キヤノン、8K動画対応の「EOS R5」を年内発売
Google Pixel 4のMotion Senseはスマホに触れなくても操作を実行できる

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. パナソニック、4K60p 10bitカラー対応の小型業務用ビデオカメラ「HC-X1500」「HC-X2000」を3月に国内発売

juggly.cn

国内・海外のAndroid(アンドロイド)スマートフォン・タブレットに関するニュースや情報、AndroidアプリのレビューやWEBサービスの活用、Android端末の紹介などをお届けする個人運営ブログ

ウェブサイト: http://juggly.cn/

TwitterID: juggly

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。