横浜入港予定の新型コロナウイルスが懸念されるピースボートのクルーズ船 / 新型コロナウイルス発症後の中国に寄港「感染力SARSより強い」

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2019年12月26日に中国の厦門(アモイ)に入港し、2020年2月15日に日本の横浜港に入港する予定のピースボートのクルーズ船オーシャンドリーム号。2019年12月に中国に寄港していることから、「新型コロナウイルスの感染者がいるのでは」と懸念する声が上がっている。

・不安がぬぐえないのは事実
ピースボートは公式サイトに「新型コロナウィルスの潜伏期間である14日間以内(2020年2月3日時点)に中国大陸から出発、もしくは中国大陸を経由した後に乗船している顧客および職員は乗船していません」と発表しているが、オーシャンドリーム号が中国に寄港したのは2019年12月26日であり、その14日間ルールには当てはまらないため、不安がぬぐえないのは事実だ。

・新型コロナウイルスが世の中に広まりつつある時期に中国に寄港
また、新型コロナウイルスの最初の患者が中国武漢市内の病院で診察を受けたのが2019年12月中旬といわれており、オーシャンドリーム号が中国に寄港した2019年12月26日は、すでに新型コロナウイルスが世の中に広まりつつある時期だったともいえるため、不安の声が出てくるのも仕方がない。

北米疾病対策センターは今回の新型コロナウイルスの感染力は、かつて人類を危機的状態にしたSARS(重症急性呼吸器症候群)よりも高いと公表している。

<オーシャンドリーム号 予定の一部>
2019年12月21日 横浜出航
2019年12月22日 神戸出航
2019年12月26日 中国・厦門入港
2019年12月29日 フィリピン・セブ島入港
2020年1月15日 オーストラリア・メルボルン入港
2020年2月7日 パプアニューギニア・ラバウル入港
2020年2月15日 横浜帰港
2020年2月16日 神戸帰港


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・他のクルーズ船では検疫官を含む40人が新たに感染
新型コロナウイルスは猛烈な勢いで人から人に感染し続けている。すでに話題になっているクルーズ船ダイヤモンドプリンセス号では、担当した検疫官を含む40人が新たに感染が判明し、そのうち重症者が4人もいる状態だ。クルーズ船で新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは174人と公表されている。

・安心安全な状態で帰路についてほしい
新型コロナウイルスはワクチンがなく、その開発にはまだ時間が必要とされている。そんななか、少しでも感染者を乗せた可能性があるクルーズ船が日本の港に入港することに対し、不安に思う人がいるのは仕方がない事といえるかもしれない。とはいえ、ピースボートのクルーズ船オーシャンドリーム号の乗客乗員も不安な日々を過ごしているはず。徹底的に検査を進め、安心安全な状態で帰路についてほしいものだ。


もっと詳しく読む: 横浜入港予定の新型コロナウイルスが懸念されるピースボートのクルーズ船 / 新型コロナウイルス発症後の中国に寄港「感染力SARSより強い」(バズプラス Buzz Plus) https://buzz-plus.com/article/2020/02/12/coronavirus-cruise-ship-whistleblower/

※冒頭画像はイメージです

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