電力管理できるモデルも!スマートリモコンNature Remoとは

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現在「IoT(モノのインターネット)」が大きなブームになっています。IoT家電が各メーカーから続々と登場しており、売り上げを伸ばしています。

しかしIoT家電をいちいち購入して自宅をスマートホーム化しようとすると、負担も大きいですし設定も面倒です。「スマートリモコン」を使えば、簡単な設定でスマートホームが実現します。

スマートリモコンの中でも売れ筋で、画期的な仕組みも盛り込まれているのが「Nature Remo」です。今回はスマートリモコン購入検討者向けにNature Remoとは何か、そしてその特徴や注意点などを分かりやすくご紹介していきます。

Nature Remoとは

Nature Remoとは、2014年12月に創立されたIoT企業「Nature」が販売しているスマートリモコンです。

主力製品のNature Remoは、手のひらサイズのコンパクトな作りながらさまざまな家電をスマートホームに組み込めます。

Nature Remoは下記のバリエーションがあります。

・Nature Remo mini・・・Nature Remoからセンサー機能などを一部省いた廉価モデル

・Nature Remo E・・・スマートメーターと連携した電力管理が可能

・Nature Remo E lite・・・Nature Remo Eから機能を省いた廉価モデル

 

Nature Remoの特徴

Nature Remoには、次のような特徴があります。

旧式のエアコンなどの家電をスマート家電化できる

スマートホームを実現するためにIoT機能搭載のエアコンやテレビなどを購入すると、IoT非対応家電よりコストがかさみます。全家電をIoTに買いそろえようとすると、総額が100万円を超えてしまう可能性もあります。

スマートリモコンには、デジタル電波を赤外線へ変換する機能が搭載されています。これによりスマホアプリから家電に命令を送り、スマートリモコンで赤外線へ変換してIoT非対応の家電へ送信可能です。

Nature Remoを導入すれば、IoT家電を買いそろえるよりも遥かに安くスマートホームを実現できます。

ちなみにNature Remoは、スマホだけでなく「Google Home」などスマートスピーカーとも連携できます。スマートスピーカーと連携させれば、「エアコンの電源をONにして」などの操作を声だけで出せるようになります。

 

次のページ> まだまだNature Remoの特徴はこんなものではない!

さまざまなセンサーが搭載されている

Nature Remoには、さまざまなセンサーが搭載されています。

・温度センサー

・湿度センサー

・照度センサー

・人感センサー

たとえば人感センサーを利用すれば、「人のいないときには自動で証明をOFFにする」などの命令も可能です。

Nature Remoを購入検討する際は、廉価モデルの「Nature Remo mini」と比較する方が多いと思います。

Nature Remo miniは、

・サイズがNature Remoより一回りほど小さい

・搭載されているのは温度センサーのみ

・材質や通信方式などには変わりなし

など、Nature Remo miniより機能が抑えられている分さらにコンパクトで価格が数千円安くなります。

本格的に自宅をスマートホーム化したい方はNature Remoを、お手軽に自宅をスマートホーム化したい方はNature Remo miniを選ぶとよいでしょう。

Nature Remo Eは電力管理も可能である

Nature Remoには、電力管理が可能なNature Remo Eシリーズがあります。

Nature Remo Eは家庭の「スマートメーター(通信機能つきのメーター)」と通信を行い、家庭内電力を可視化します。従来電力可視化には「HEMS(家庭内のエネルギーを管理するシステム)」対応家電を購入する必要がありましたが、Nature Remo Eシリーズを使えばHEMS非対応家電の電力も簡単に確認できます。

Nature Remo Eは発売中で、廉価版のNature Remo E liteも2020年3月発売予定です。

 

Nature Remoの注意点

Nature Remoを利用するときは、次の点に注意が必要です。

Wi-Fiや赤外線が届かない場所では使えない

Nature Remoは、Wi-Fiや赤外線が届かない場所では使えません。

Wi-Fiは、2.4GHzの電波にのみ対応です。これは至るところで使われているので干渉し合い、Nature Remoに不具合が起きる可能性があります。

また赤外線は届く範囲が限られているので、あまりにも遠い場所にある家電には命令が届かない可能性もあります。

Nature Remo設定時にあらかじめ電波がしっかり届く場所を探しておき、電波が途切れたりしないかテストも行っておくと安心です。また自宅スペースが広い場合は、2代目のNature Remoを購入して電波の届く範囲を広げる方法が有効です。

リモコン非対応家電には使えない

Nature Remoは、各家電のリモコン操作を学習して命令を出します。つまりリモコン非対応家電に対しては、学習ができないので命令を出せません。

ただしリモコンつきコンセントに接続したりすれば、限定的ではありますがリモコン非対応家電も操作可能です。

Nature Remoを使えば、コストを抑えて簡単にスマートホームを実現できます。電力管理に興味のある方は、Nature Remo Eシリーズも購入検討してみてください。

こちらでは、Nature Remoなどをスマート家電の導入をはじめとしたスマートホームについて詳しく解説しています。関連商品なども紹介していますので、ご自宅にあったスマートリモコンやスマート家電を探していてください!

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