ニコンのデジタル一眼レフカメラ、エントリーモデル『D3000』と最上位機種『D300S』を8月28日発売へ

nicon_ds

ニコンは、デジタル一眼レフカメラとしては初の『ガイドモード』を搭載し、より初心者にも扱いやすくなったエントリーモデル『D3000』と、プロ仕様の最上位機種『D300S』をそれぞれ8月28日に発売します。各機種ともに、レンズキットも同時発売されます。いずれも価格はオープンです。

nikon_d3000_03

『D3000』は、カメラの基本操作から被写体やシーンに合わせた撮影、再生・編集などを、『ガイドモード』の説明で一通りこなせるため、初心者でもかんたんにイメージどおりの撮影ができます。大きさはW126×H97×D64mm、重さ485g(本体のみ)と、小型・軽量のコンパクトモデルです。

nikon_d3000_04

画面を見やすくするために、3.0型の大型液晶モニタを搭載。有効画素数1020万画素、撮影素子にはニコンDXフォーマットのCCDセンサーを採用し、高画質、高精細な撮影を実現しました。また、新機能として、遠景写真として撮影した被写体を、まるで模型を接写したように見せられる『ミニチュア効果』など、ちょっと遊び心ある画像編集機能も搭載しています。

レンズキットは、『D3000 レンズキット(AF-S DX NIKKOR 18-55mm f3.5-5.6G VR付き)』と、『D3000 ダブルズームキット(AF-S DX NIKKOR 18-55mm f3.5-5.6G VR/AF-S DX VR Zoom NIKKOR ED 55-200mm f4-5.6G(IF)付き)』の2種類があります。

nicon_d300202

『D300S』は、『D300』の完成度をさらに高めたニコンDXフォーマットデジタル一眼レフカメラの最上位機種です。有効画素数は1230万画素で、約7コマ/秒の高速連続撮影が可能になったほか、高密度51ポイントAFシステム、視野率約100%、約0.94倍の高倍率ファインダーなど『D300』の基本性能を進化させています。

nikon_d300s_04

新たに搭載された『Dムービー』は、新たに外部ステレオマイクに対応。録画の始点と終点の設定ができる動画編集機能も追加しました。また、CFカードとSDカードを同時にセットできる『ダブルスロット』も新たに採用しています。動画撮影時に、空き容量が十分なカードスロットを選択できるほか、メインのスロットから順に記録する『順次記録』、同じ画像を両スロットに同時記録する『バックアップ記録』、RAWデータとJPEG画像をそれぞれのスロットに分けて記録する『RAW+JPEG分割記録』など、状況に合わせて使用可能です。

ほかにも、昆虫撮影やコンサート撮影など、シャッター音を抑えたい静かな場所での撮影時には、通常よりミラーダウンの動作音を抑えた『静音撮影モード』も新たな機能として搭載しています。エントリーモデルでは満足できなくなってきた方は、こちらのモデルも検討されてはいかがでしょうか。

レンズキットは、『D300S AF-S DX 16-85G VRレンズキット(AF-S DX NIKKOR 16-85mm f3.5-5.6G ED VR付き)』と『D300S AF-S DX 18-200G VR IIレンズキット(AF-S DX NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G ED VR II付き)』の2種類があります。
 
 

■関連記事
モニター角度が自由に動く、デジタル一眼レフ『ニコン D5000』発売へ
最高峰の光学性能を追求したフィールドスコープのフラッグシップ『EDGシリーズ』発売
新世代“マイクロ一眼”世界最小・最軽量『オリンパス・ペン E-P1』

Kyoko Sugimoto

京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

記事ランキング