蓮沼執太、NYで開催した1日限定プロジェクトを東京で再構築

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蓮沼執太の個展「OTHER “Someone’s public and private / Something’s public and private”」が2月1日から29日まで東京・void+で開催される。

本展は、void+で2020年に開催する展覧会の第1弾企画。音楽家、アーティスト・蓮沼執太を招き、昨年1日限りの展覧会としてニューヨークのトンプキンズ・スクエア・パークで行った「Someone’s public and private / Something’s public and private」をアーカイブとともに再構築する。

「Someone’s public and private / Something’s public and private」は、様々な関係性が存在する多様性の集合体とも言えるニューヨークの公園を発表の場に、その多様な関係性のあり方を、作品を介して自由かつ能動的に体験するプロジェクト。蓮沼は公園に自身の体重分の水が入ったボトルとインストラクションを置き、参加者はその指示に従ってボトルを自由に動かし、最後にはボトルを持ち帰ることができた。参加者の手に渡ったボトルは、パブリックの場に広がり、やがてプライベートな場に移る。「パブリック」と「プライベート」が交差し、様々な要素が一体となった同プロジェクトは、蓮沼が以前に述べた「音楽は生活のなかで生まれ個人から出発して個人へ戻る」という言葉に結びつく。

本展では、ギャラリーをキャンバスに見立て、1日限定で行われたプロジェクトの記録映像や写真、音源、メモなどを展示。記録を振り返るだけでなく、新たに鑑賞者と作品との対話が生まれるコミュニケーション形式の空間を演出する。また、会期中には、東京では初の実施となるリーディング・イベントも開催する予定。

蓮沼執太「OTHER “Someone’s public and private / Something’s public and private”」
2020年2月1日(土)~2月29日(土)東京都 void+
OPEN 14:00 / CLOSE 19:00
(※日曜、月曜、祝日は休廊)

オープニングレセプション
2020年2月1日(土)18:00~20:00
リーディングイべント
2020年2月16日(日)18:00~19:30(予定)

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