「この目印があるだけで安心して歩けます」 「階段識別マーク」の普及もとめるツイートに反響

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駅などの階段に設置が進む赤と黄の目印「階段識別マーク(階段認識マークとも)」が話題になっている。

1月3日、斜視、乱視の症状があるというTwitterユーザーの結月波瑠さん(@a0s4u0k2a1)は自身のTwitter上で階段識別マークの画像と共に、

「とある駅にあるこの目印。本当に感謝します。自分は斜視、乱視持ちなので、手すりがあっても階段が歪んで見えます。身内が居れば支えて貰えますが一人の時はそうもいきません。この目印があるだけで安心して歩けます。これが日本中の駅にあればどれだけ安心して階段が使えるか。分かって欲しいです。」

というツイートを公開。

https://twitter.com/a0s4u0k2a1/status/1212878990437834752?s=19

斜視、乱視の症状を持つ当事者として、このマークの重要性を訴えた。結月さんのツイートに対しTwitter上では大きな反響が起こっている。

「外から失礼します。
私も斜視で手術歴があり、立体視が苦手です。
幼い頃から下りの階段の段差が急にわからなくなる時があり、一度踏み外して以来怖くて真ん中を下りられませんでした。大人になって、それが斜視のせいだとわかりました。
こんな目印のある階段もあるのですね!勉強になりました。」

「私も斜視です。幼い頃から階段やエスカレーターをはじめ、公園の築山など降りることが苦手でした。親からは臆病すぎると言われていましたが大人になってから斜視のせいだとわかりました。もっと広がるといいですね。」

「標準化されると良いですね。私も抗がん剤の副作用で片目が見えず、自分の遠近感が信頼できないので。こういう目印があるのは有り難いです。残念ながら身近では見たことがありません。」

「曲がりなりにもデザインを生業とする者として、
所謂アナログなデザイン作業がまだまだ人の役に立てる事を知ることができました。
こういった課題を抽出するべくアンテナを貼ります。ありがとうございました」

「標準化されると良いですね。私も抗がん剤の副作用で片目が見えず、自分の遠近感が信頼できないので。こういう目印があるのは有り難いです。残念ながら身近では見たことがありません。」

簡単な工夫で多くの方の生活を安全なものにする可能性のある階段識別マークだが、残念なことにまだまだ普及、周知には至っていないようだ。

階段識別マークは視覚の不自由な方向けの点字サイン、点字鋲などを製造している日本ハートビル工業(リンク)などで販売されており、費用、技術的に個人でも設置できる。

この記事を通し、より多くの方に階段識別マークの存在と意義を知っていただければ幸いだ。

※画像はTwitter(@a0s4u0k2a1)、日本ハートビル工業公式サイトから引用しました

(執筆者: 中将タカノリ)

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