「現代社会最強の絵師」キム・ジョンギの凄技! 『パラサイト 半地下の家族』ポン・ジュノ監督との天才コラボに注目
今年のカンヌ国際映画祭で、審査員満場一致で【最高賞】パルムドールに輝いたポン・ジュノ監督最新作『パラサイト 半地下の家族』。全員失業中の貧しい一家とIT企業を経営する裕福な社長一家という相反する2つの家族の出会いから想像を遥かに超える展開へと加速していく物語は、既に韓国動員1,000万人突破、フランス動員160万人突破、全米でもすでに今年の外国映画興行収入第一位になるなど、各国で動員記録を塗り替える爆発的な盛り上がりをみせています。先日発表となったゴールデン・グローブ賞では《監督賞》、《脚本賞》、《外国語映画賞》の3部門にノミネート、オスカー前哨戦といわれる賞で作品賞受賞を重ね、第92回アカデミー賞での受賞も有力視されています。
「現代社会最強の絵師」が、圧倒的画力で”2つの家族を”完全再現する! ポン・ジュノ×キム・ジョンギ、韓国を代表する天才同士のコラボ映像をご紹介!
しがない内職で日々を繋ぐ貧しいキム一家。彼らは、窓を開ければ目の前に地面、日の光もほとんど入らない”半地下”の家での生活から抜け出せずにいる。そんな生活は豪邸に住む裕福なパク社長一家との出会いで、果たしてどのように変化していくのか-。今回、本作の公開を記念して実現した「現代社会最強の絵師」キム・ジョンギとポン・ジュノ作品のコラボ映像が到着。
「現代社会最強の絵師」キム・ジョンギとは?
キム・ジョンギは1975年韓国生まれのイラストレーター・漫画家。東義大学の美術学科で美術とデザインの修士を取得。2002年「ヤングチェンプ」誌でデビュー作「Funny Funny」を発表。現在はライブ・ドローイングを中心に世界各国で活動している。ソウルに創立した美術学校を運営し、自らも教鞭をとっている。彼が他のイラストレーターと一線を画しているのは、下書きを一切行わず筆ペン一本で壮大な世界観を生み出していく点だ。その圧倒的画力で「現代社会最強の絵師」との異名をとり、Instagramのフォロワーは120万人超え!日本でも数多くのファンを獲得している。
【動画】あのワンシーンを再現。ポン・ジュノ×キム・ジョンギ、天才たちのコラボ映像
https://www.youtube.com/watch?v=F1xhDf1hX5w [リンク]
『パラサイト 半地下の家族』の公開を記念して、キム・ジョンギがこれまでのポン・ジュノ作品とコラボしたYouTube動画が話題になっています。映像ではジョンギがまっさらな紙の前に立ち、筆ペン一本で『ほえる犬は噛まない』、『殺人の追憶』、『グエムル‐漢江の怪物‐』、『母なる証明』、『スノーピアサー』、『オクジャ/okja』など、ポン・ジュノ監督の代表作の場面を次々描き上げていく。そして『パラサイト 半地下の家族』で悲喜劇を繰り広げる、”半地下”に住むキム一家と”高台の豪邸”に住むパク夫婦のワンシーンが描かれていく。カメラが移動すると、緻密に描かれた絵の全体像が映し出され、原題である「기생충(寄生虫)」の文字が浮かび上がります……。
『パラサイト 半地下の家族』は12月27日(金)よりTOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ梅田の2館で先行公開中、1月10日(金)にいよいよ全国公開。
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