ラーメンライター井手隊長の美味しかったラーメン月間ベスト5(2019年12月)

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全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。いよいよ年の瀬。2019年も終わります。今回は私が12月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。

それでは発表します!

第5位:三ん寅(江戸川橋)

▲三ん寅

▲味噌ラーメン

10/29オープンの新店で、札幌ラーメンの名店“すみれ”の出身店。17年も修行されたという筋金入りの店主で、都心でオープンしたという意味は大きい。

味噌ラーメン。具はチャーシュー、細切れチャーシュー、細切りメンマ、ネギ、生姜、ひき肉、タマネギ。麺は中太縮れの卵麺で西山製麺製。

表面は結構なラードで熱々。“すみれ”ほどビターではなくマイルドで、まろやかなスープ。

炒めたひき肉とクタッとした野菜に、メンマやネギの食感がいいコントラスト。チャーシューも旨い。生姜を溶きながら食べるのも美味しい。これはオススメ。

第4位:麺屋 藤むら(王子)

▲麺屋 藤むら

▲白湯煮干しそば

11/18オープンの新店で、“麺処 ほん田”系の“麺処 夏海”から独立した店主がオープン。

いただいたのは「白湯煮干しそば」。具は豚チャーシュー、鶏チャーシュー、ノリ、メンマ、刻み紫タマネギ、青ネギ。麺は細め低加水で心の味製麺製。

スープは鶏白湯+強めの煮干しでじんわりと旨い。煮干しをどギツくはせず、しっかり鶏の旨味も感じさせるいいバランス。新店の雰囲気が全くない落ち着きさえ感じる佇まい。

第3位:ラーメン どんとこい家(横浜・和田町)

 

▲ラーメン どんとこい家

▲ラーメン 麺かため

もともとバーの間借り営業でやっていたお店が去年2月に和田町に移転オープン。朝4時〜15時というのも珍しい営業時間。横浜家系ラーメンを出しているが家系の出身というわけではない。屋号に「家」はつくが「家系」とは謳っていない。

寸胴で豚骨をグラグラ炊いていて、デカイ木の棒でガンガンかき回していて只者ではない感じ。湯切りこそテボを使っているが、いかにも旨そうな感じが漂っている。

スープは豚骨の厚みバッチリで、鶏油もいい具合に効いている。醤油ダレはまろやかで旨い。ほうれん草やネギも多めで、チャーシューも大振りで嬉しい。卓上の細切りキクラゲが珍しく、これがよく合う。

家系出身でなくてもここまでの味を出してくれるなら家系ファンも納得だろう。

第2位:一元本店(清水・御門台)

 

▲一元本店

▲もやし味噌ラーメン普通盛

静岡の清水エリアに超局地的なご当地ラーメン“溶き味噌ラーメン”というものがある。あっさりとしたスープのラーメンに、上に乗った味噌を溶かしながら食べるスタイルで、この“一元”が元祖と言われている。

「もやし味噌ラーメン普通盛」をいただく。

具はチャーシュー、モヤシ、ネギ。麺は極細ストレート麺。

はじめは薄めの豚骨スープでタンメンっぽい旨味。味噌を溶かすと一気に旨味が広がる。これは凄い。凄い奥行きとバランスで最高。極細麺は珍しいが全然伸びなくてしなやかでビーフン感覚で食べられる。もやしはシャキシャキで食感のコントラストも最高。新感覚で最初から最後まで驚きで包まれながら完食した。オススメ!

第1位:Nii(大塚)

▲Nii

▲特製のどぐろと宇和島産真鯛ラーメン

今年6月オープンの新店で、“つけめんTETSU”出身の“たけもと”の店主の2号店となる。

「特製のどぐろと宇和島産真鯛ラーメン」を注文。

具はチャーシュー2種類、味玉、穂先メンマ、チンゲンサイ、ネギ、糸唐辛子。麺は細めストレート。

スープ一口で悶絶。まるで焼いたのどぐろを食べているかのような香りと旨味が漂う。動物系は不使用で鯛スープがのどぐろを下支えしている。醤油のまろやかさもあるが、魚がしっかり主役になり、今年の新店の中でも一枚も二枚も上手という感じ。

必ず来年の賞レースに食い込んできそうなお店。チェックされたし!

なお、今年1年を振り返った「井手隊長の2019年 今年美味しかったラーメンベスト10」は筆者のYouTube番組「今3時?そうねだいたいね」内で発表しているので、こちらもぜひチェックしてみてほしい。

今後も美味しいお店をたくさん紹介していくので、来年もよろしくお願いいたします!

(執筆者: 井手隊長)

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