集中力が高まり心が安定する!ビジネスパーソンのための5つのマインドフルネス活用法

集中力が高まり心が安定する!ビジネスパーソンのための5つのマインドフルネス活用法

「忙しくてゆっくり考える時間がない」

「心がざわざわして集中できない」

「もっと充実した毎日を送りたい」

仕事に追われ、外からのストレスに振り回されて日々を過ごす人がいる一方、同じようにせわしない毎日を送りながらも、集中力して仕事を行い自分らしく充実した日々を過ごしている人もいます。その違いの一端は、昨今話題の「マインドフルネス」という考え方にありました。

3000人以上のVIPとの交流で知り得た「いますぐできる手軽なマインドフルネス活用法」について、気配りのプロフェッショナル・後田良輔さんに話をうかがいました。

椅子に座って窓から景色を眺める男性

マインドフルネスとは?

最近、テレビや雑誌で目にすることが多くなった「マインドフルネス」。あなたはその意味をご存知でしょうか?きちんと理解し活用すれば、あなたのビジネスシーンでも役立てることができます。

宗教的、心理学的、医学的などさまざまなアプローチの解説がありますが、ビジネス的なアプローチでは「今、やるべきことに集中する心のあり方」と言えます。複雑な人間関係に加え、複数のタスクを同時に進行している私たちは、常にやるべきことの洪水に巻き込まれています。そんな洪水をうまく制御するために、私が交流してきた3000人のVIPたちは、自分を見失わないための工夫を行っていました。その一つがマインドフルネスです。

多くの人は、常に普段通りのパフォーマンスを出せれば、目の前の課題をクリアすることができるでしょう。しかし、その「普段通り」が難しい。

落ち着いて取り組めば難しくない仕事でも、イレギュラー対応でバタバタしたり、気がかりなことが頭の片隅にあったりすると、思わぬミスをしてしまうことも多々あります。そしてそのことがストレスとなり、また次の仕事でミスを繰り返すことも…。

この悪循環を克服するためにも、現代人は「普段通りのことを普段通りにするための工夫」が必要なのです。

アップルやグーグルなど、世界中の企業がマインドフルネスを活用し始めたのも、「今、やるべきことに集中する心のあり方」がビジネスに役立つからに他ならないと私は思います。

成功者が行っているマインドフルネスの効果とは?

成功しているVIPたちは「今、やるべきことに専念する」ためにマインドフルネスを活用しています。その効果は大きく分けて3つありました。

1.集中できるようになる

周りの雑談など外部ストレスに引きずられなくなるので、自分のすべきことに集中できるようになる

2.仕事が効率化できる

マインドフルネスを活用することにより、落ち着いて優先順位付けができるので、本来やるべき仕事が進み、仕事効率化につながる

3.気持ちが安定する

やるべきことが整理できれば、不安に思うことも、慌てることも焦ることもなく、気持ちが安定します

次からVIPが使っているマインドフルネスのやり方をお話します。誰でも真似できる簡単なものばかりですので、ぜひあなたの習慣に取り入れてみてください。

【実践編】いますぐできる!マインドフルネス5つの方法

マインドフルネスというとヨガのような瞑想を思い浮かべる方も多いと思いますが、多忙なVIPはエッセンスだけを活用しています。つまり「心が落ちつけばOK」ということです。

1.姿勢と呼吸を整える

その好例のひとつが「姿勢と呼吸を整える」になります。姿勢をきちんと正して、肩の力を抜き、目を瞑り、自分の呼吸を意識します。すると、脳と体がすっきりします。これを職場でも意識的に行うのです。姿勢や呼吸の「正しさ」を意識して行うと、リラックスしてくる自分に気づけます。数分あれば誰でもどこでも気軽にできますので、ぜひ試してみてください。

2.ひと駅あえて歩く

「足の感覚を意識して歩く」ということもVIPがよく行う方法です。普段、車や自転車で通り過ぎるところを自分の足でゆっくりと丁寧に歩くことを意識してみるのです。すると、新しい店を発見したり、道端の花を見つけたり、思いがけず違う景色に気づくことがあります。普段見過ごしていたものを発見した嬉しさも心が落ち着いていなければ感じることができない感情です。VIPはこのことを知っており、時間が許す範囲で意図的にひと駅あえて歩き、嬉しさを発見する工夫を仕掛けています。

3.神社仏閣に行く

冗談のような本当の話なのですが、あるVIPは「神社仏閣に行く」ことが大好きです。何も宗教的な理由からというわけではありません。歴史あるものに触れると、単純に心が落ち着くと彼らは言います。神社を見つけたら手を合わせる。散歩コースにお寺に寄ることを加えるなど、今の行動に神社仏閣へ訪問することを付け加えてみてください。初詣と同じような新鮮な気持ちを味わうことができます。

4.空を見上げる

私の知り合いのVIPは「空を見上げる」ことをよくしています。青空を見上げながら、胸を広げて深呼吸しているとき、嫌なことを思い浮かべにくいものです。もちろん夕焼けの空でも夜空でも同じです。彼ら曰く「自分より大きな存在と向き合って深呼吸すると、頭の中のモヤモヤが空に溶け込んで、『今』に気持ちが切り替わる気がする」のだとか。お昼休憩などに、ぜひ外に出て空を見上げてみてはいかがでしょうか?

5.デスクに好きな小物を置く

VIPの机に共通しているのは「デスクに仕事とは関係のない小物がある」ということです。家族の写真や、小さいサボテンなどの観葉植物、お地蔵さんの置物など。それぞれに仕事以外の好きな小物が置かれていました。なぜこんなものがあるのか?と聞くと「自分の気持ちをリセットするため」と教えてくれました。瞬時に難しい決断をしなくてはいけないVIPは、いつも冷静であることが求められています。だからこそ心のリセットボタンになるようなものをあえて机の上に置いていたのです。ストレスの大きい決断をする際、スッと好きなものに視線を移すだけで、落ち着いた気持ちになれるというのです。こうしたちょっとしたものでも、頭の切り替えになるのです。

まとめ

ビジネスにおいてマインドフルネスとは「今、やるべきことに集中する心のあり方」です。私の知るVIPたちが行っている方法はじっくりと時間をかける瞑想法だけではありませんでした。あなたの心がリラックスできれば、どんな方法でも構わないのです。忙しくてゆっくり考える時間がない人や、心がざわざわして集中できない人はぜひ取り組みやすいところからやってみてはいかがでしょうか?あなたの心のざわめきは、ちょっとした工夫次第で変えることができるのです。

プロフィール

後田良輔氏/ビジネス書作家・コラムニスト

後田良輔氏/ビジネス書作家・コラムニスト1972年生まれ。大手3大広告代理店に勤務し、「誰でも使える気配り術」を駆使する気配りのプロフェッショナル。これまで応対したVIPは、東証一部上場社長、世界企業のCEO、政治家、医者、弁護士、大学教授、大物俳優・女優、ミリオンセラー作家、世界No.1クリエイターなど総勢3000名を超える。この特別丁寧に接しなければならない顧客との交流で磨かれたスキルと「東京・名古屋・大阪」の現場勤務で身につけたリアルな経験を組み合わせた、独自の「誰でも使える気配り術」に定評がある。

著書に、『気配りの正解』(ダイヤモンド社)『<落ちこぼれでも3秒で社内エースに変わる!>ぶっちぎり理論38』(ダイヤモンド社)、『逆境を活かす! 就活面接「エモロジカル理論」2015年度版』(実務教育出版)『1秒内定面接術」』(インプレス)など。これらの実績を買われ全国の大学や企業から講演・研修依頼が殺到。新聞・雑誌などメディア露出は50回以上。「世界からキャリアの悩みをなくすこと」をミッションとする。

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