サンリオ大好き芸人が案内する、大人のためのサンリオピューロランドの楽しみ方。

サンリオ大好き芸人が案内する、大人のためのサンリオピューロランドの楽しみ方。

「最近サンリオピューロランドが盛り上がっているらしい。どうしてだろう? 大人でも楽しめるの?」

そんな疑問の声が聞こえたからにゃ、このサンリオ大好きおもしろヒゲメガネおじさんこと「平井“ファラオ”光」が出動しないわけにはいかないだろう。

サンリオキャラクターは女性や子どもが楽しむもの、といったイメージが強いが、実際は大人の男性にとっても魅力がある。今回、2日間にわたってサンリオの施設を訪れたこの記事を読んで、サンリオの魅力がひとりでも多くの人に届いたらこれ幸いである。

東京駅

いきなりトップがお出迎え

サンリオと言えば「サンリオピューロランド」である。
最寄り駅は京王多摩センターもしくは小田急多摩センター。都心から行く場合、JR東京駅から JR山手線で約15分、新宿駅から京王線もしくは小田急線に乗り換えて約30分で行ける。そして駅改札を出てみるとこの通り。

編集部注:多摩モノレールの多摩センター駅も最寄り駅。

駅改札付近

いきなり世界のハローキティが出迎えてくれるのである。さすが、どんなに大物になっても大物ぶらず、初心を忘れないエンターテイナーの鑑(かがみ)。

京王多摩センター駅

出鼻挫かれた。けど大丈夫

改札を出てまっすぐ、ひとつ角を曲がれば、もう目の前には愛の国サンリオピューロランド。

サンリオピューロランド

雨が降っても関係ない無敵の屋内型テーマパーク。
この日は平日とはいえなかなかの混雑具合。しかしこの混雑の最大の理由は何といってもこの日が11月1日だから。

どういうことか? そう、この日は我らがキティちゃんの誕生日なのである。と同時に一般的にはあまり知られていないキティちゃんの双子の妹であるミミィちゃんの誕生日でもあるのだ(リボンの位置がキティちゃんとは逆)。

サンリオピューロランド

来場者を迎えるサンリオ御三家。キティちゃん、マイメロディ嬢、そしてリトルツインスターズことキキくんララちゃんである。
キティちゃんは2019年、マイメロディ嬢とキキくんララちゃんは2020年にそれぞれデビュー45周年を迎える。長年にわたってサンリオを支え続けてきたこの御三家はちょっと格が違うのである。

まず僕の目当ては「~みんなのハグがプレゼント~キャラクターハグタイム」。時期によって様々なキャラクターが登場し、お客さんと順番にハグをしてくれるイベントである。

この日の登場キャラクターはやはりキティちゃん&ミミィちゃん。というわけでイベントの列に並ぼうとしたが、凄まじい行列ですでにこの回の受付は終了してしまっていた。やはり皆キティちゃんとミミィちゃんにおめでとうと伝えたいのである。仕方がないのでこの回はあきらめて午後の回に再挑戦することにした。

さていきなり予定が狂ったが、それならそれで別の何かを探せばいい。サンリオピューロランドでは常に何かしらの楽しいことが開催されているのである。

サンリオピューロランド

マイメロディ嬢登場

今回は3階レインボーホールにてマイメロディ嬢が「キャラクターグリーティング」をしていたので、こちらに並ぶことに。キャラクターグリーティングとはキャラクターと直接触れあい、一緒に写真も撮れるイベントのこと。一部の登場するキャラクターや時間、場所は数日前にホームページにて確認ができる。

撮影できる分、ハグタイムよりも長い時間キャラクターと触れあえる。とくに心身共に疲れを溜め込んだ大人にとって、キャラクターが持つ癒しの力は本当に効く。まさに心の浄化なのである。ということで、麗しきマイメロディ嬢とグリーティングしてまいりました。

まさにカワイイの権化。

サンリオピューロランド

マリーランド冒険記

次に僕が向かったのはサンリオタウン1階にある「~マイメロディ&クロミ~マイメロードドライブ」。自称マイメロディ嬢のライバルであるクロミ様がプロデュースした「エコ・マイメロカー」に乗って、マイメロディ嬢たちの住むマリーランドをゆったりと観光できるというアトラクションである(ちなみに、サンリオピューロランドにはジェットコースター的な激しいアトラクションは一切ない)。

ちなみにクロミ様というのはサンリオではちょっと珍しいちょい悪要素を持つ女の子で、何を隠そう僕の最推しの(編集部注:一番好きな)キャラクターである。まあこの子の魅力を書き出したらちょっと止まらなくなってしまうのでここでは控えるが、とにかくカワイイのだ。

ドライブ中は何回か撮影タイムがあり(唐突に撮られるので油断せず待つべし)、その写真は後でデコってから購入できる。

ちなみに僕が撮られた写真はこちら。
筆者

ロケ地を間違えたインディ・ジョーンズ風

さて、次は昼飯といこう。サンリオピューロランド内にはいくつかレストランがあるのだが、この日僕が選択したのは、1階のにぎやかな「キャラクターフードコート」。

いただいたのはこちら。

栄養バランスキティカレー キティのアニバーサリーケーキ

「栄養バランスキティカレー」「キティのアニバーサリーケーキ」。

編集部注:両方とも期間限定。提供されるメニューは、予告なく変更・中止となる場合もございます。予めご了承ください。

写真映えするカワイさと腹映えする味。ケーキなんてこんなにカワイイんです。

キティのアニバーサリーケーキ

サンリオピューロランド

カワイイの結晶 Miracle Gift Parade

食後はサンリオピューロランド定番の大人気パレード「Miracle Gift Parade」へ。

サンリオ好きになってから僕は色々なところで言っているのだが、これだけは、このパレードだけは、エンターテインメントに関わるすべての人、いや世界中のすべての人に見てもらいたい最高のショーである。

音楽の素晴らしさ、ダンスのレベルの高さ、キャラクターのカワイさはもちろんのこと、ここで見られるのはサンリオの根本理念、すなわち「かわいい」「なかよく」「思いやり」。そしてそれを誰よりも体現しているハローキティの圧倒的なカリスマ性である。これを見ればキティちゃんがなぜこれほど長く愛され続けているのか、そしてサンリオとは何なのかが感じられるはずだ。

パレードは観客参加型となっていて、「ミラクルハートライト(税込1,500円)」というアイテムを持ってダンスに参加する。ミラクルハートライトはパレードと連動して色を変え光る仕組みになっていて、それによって全員の一体感も増すというわけである。ライトを持っていない人もダンスに参加することはできる。
ミラクルハートライト

似合う?(35歳になりました)

キティちゃん、キキくんララちゃんはもちろん、シナモンにポムポムプリン、けろけろけろっぴにみんなのたあ坊まで登場する華やかなパレード。

編集部注:パレードのテーマは「奇跡(ミラクル)」。「いちご王国」からやって来たハローキティやダニエル、マイメロディをはじめとするサンリオキャラクターたちがカラフルなフロートに乗って登場し、奇跡が起きるメルヘンの世界へと誘います。

Miracle Gift Parade Miracle Gift Parade

そして世界で一番平和なエンディングへ。
とにかくこれは是非生で見ていただきたい。見るたびに感動が増す30分の愛の叙事詩である。

サンリオピューロランド

セレブ空間 レディキティハウス

さて心が洗われたところで次に向かうのは「レディキティハウス」。キティちゃんがご先祖から譲り受けたお屋敷を自分流にカワイくアレンジし、ゴージャスでセレブリティな空間を楽しめるというアトラクション。しかも最後の部屋では必ずキティちゃんが待っていて、一緒に写真を撮ることができる。

レディキティハウス 人の家に我が物顔で居座るジジイ レディキティハウス

和室もあるよ

さて次は、先ほどタイミングを逃したキャラクターハグタイムがまた開催されるので、今度こそ参加しよう。なんとか締め切り前に並ぶことに成功。おそろいのラベンダー色の衣装で登場したキティちゃんとミミィちゃん。温かい愛(ハグ)をいただき、ミミィちゃんにもおめでとうを伝えられて良かった。ちなみにキャラクターハグタイムは並んでの記念撮影はNGなので写真はございません。あしからず。

サンリオピューロランド

ピューロランドで歌舞伎!?

続いてはサンリオピューロランド史上かなり異色のショーである「KAWAII KABUKI~ハローキティ一座の桃太郎~」。なんと日本の伝統芸能、歌舞伎とのコラボである。なかなかに攻めたアイデアに思えるが、歌舞伎もサンリオも同じ日本で生まれたもの。日本の「カワイイ」文化もいずれ伝統文化と認識されるときが来るかもしれない。そんなカワイイ文化の最高峰ともいえるサンリオと歌舞伎のコラボとは、すなわち未来の伝統文化と格式ある伝統文化とのコラボともいえるだろう。

編集部注:通常、写真撮影は不可。取材のため特別に許可を得ています。

桃太郎

演目は日本人に馴染みの深い「桃太郎」で始まる。

キティちゃん桃太郎

カワイく見得を切るキティちゃん桃太郎。松竹株式会社が監修についているので、しっかりと歌舞伎の基礎は押さえているのだ。
KAWAII KABUKI

©’76,’90,’93,’96,’99,’01,’05,’19 SANRIO

そして大団円。約40分の公演だが、もっと見たような気になるほどボリューミーだ。途中、観客も掛け声や手拍子で参加したりできるので、歌舞伎に感じるハードルの高さはここには一切ない。もちろんストーリーにはサンリオの「なかよく」の理念がしっかりと詰まっていた。

サンリオピューロランド

グッズ(思い出)を買おう

楽しい時間は過ぎるのも早いものだ。しかしこのまま手ぶらで帰るわけにもいくまい。やはりサンリオピューロランドに来たらグッズを買って帰らねば。

というわけでサンリオピューロランド内にいくつかあるグッズ売り場を見て回り、ちょっとだけグッズを購入。

キティちゃんミミィちゃんグッズ

やはりここはキティちゃんミミィちゃんメインで。

僕が行った11月1日はちょうど季節の合間の時期だったのでシーズンもののイベントはなかったが(10月31日までハロウィンイベントを行っていた)、年間を通して季節ごとにさまざまなショーやイベントを行っていて、それが毎度毎度見事にハイクオリティなものを見せてくれる。そのあたりもリピーターが続出する理由だと思う。

さてこの日の宿は、都内有数の観光地、浅草である。京王多摩センター駅から約30分、再び新宿駅に戻り、JR神田駅経由で約30分、銀座線浅草駅到着。明日は、ここ浅草からスタートする予定。浅草にサンリオ? と思うかもしれないが、とっておきのサンリオスポットがあるのでお楽しみに。

浅草駅

浅草ならではのサンリオグッズが満載

今日も皆様にサンリオキャラクターの魅力を知っていただくために素敵なサンリオスポットをめぐろうと思う。
まずは、浅草の「Sanrio Gift Gate 浅草店」に向かう。

Sanrio Gift Gateは、日本全国に多数展開しているサンリオキャラクラーのグッズを売っているショップで、日本で最もカワイイお店ともいえるだろう。ときに店舗限定の商品などが置いてあることもある。浅草店は2019年4月27日にオープンしたばかりの新店舗。

銀座線浅草駅1番出口から雷門を右手に雷門通りをまっすぐ行き、2つめの角を右に曲がると「オレンジ通り」に。オレンジ通りをまっすぐ進めば右手にでっけえキティちゃんが出現する。そこがSanrio Gift Gate浅草店である。駅から3分程度の距離だ。

Sanrio Gift Gate浅草店

実にわかりやすいね!

そして中の様子はというと、

Sanrio Gift Gate浅草店

まず浅草店だけの限定グッズがずらり。

そしてキティちゃんといえばりんご。ということで浅草店はりんごを全面にフィーチャーしているのが最大の特徴である。

Sanrio Gift Gate浅草店

2階へ続く階段は浅草らしく和の様相。もはや影だけでもカワイイ、サンリオキャラクター。

Sanrio Gift Gate浅草店

2階に上がると和装のキャラクターたちがお出迎え。

 Sanrio Gift Gate浅草店

さてせっかく来たことだし僕も何か買っていこうか。どうせなら浅草店限定のものにしよう。

というわけで買っちゃいました。
お祭り野郎御用達のはっぴ。
ハローキティのはっぴ

©’76.’19 SANRIO(E)19112103

何と背中にゃキティちゃん。

こちらお値段は大人サイズで税込5,060円。舞台衣装にしたいくらいだぜ。

そんなわけでSanrio Gift Gate浅草店、まだまだカワイイグッズはたくさんあるので、
浅草観光の際は気軽に寄ってみてほしい。

新宿駅

大人気キャラクター シナモンのカフェ

さて、この日はこれだけでは終わらない。もう1つだけご紹介したい都内のサンリオスポットがあるのだ。続いて向かうは都心も都心。ネオンきらめく大都会、新宿である。昨日と同じ神田経由のルートで、浅草から新宿へ向かう。
新宿のサンリオスポットといえばいくつかあるが、今回紹介するのはこちら。

シナモロールカフェ

新宿マルイ アネックス1階の「シナモロールカフェ」。

「シナモン」とは、大きな耳で空まで飛べちゃう白い子犬の男の子である。「シナモロール」と呼ばれてしまうことが多いが、自身の名前は「シナモン」という。

ここはそんなシナモンをフィーチャーしたカフェで、僕自身新宿で時間が空いたときなどはよく利用している憩いの場である。

店内はこんな感じ。

シナモロールカフェ シナモロールカフェ

ゆったりとした空間が広がり、各席にはシナモンのぬいぐるみが置いてある。

シナモロールカフェ

偵察に来たオーナーじゃないから。普通に来たおじさんだから。

さらにさらに素敵なのが、時期によってデザインが変わるランチョンマットがお持ち帰り自由!太っ腹!

ランチョンマット

壁に飾りたくなるオシャレカワイさ。

そして肝心のメニューはというと、

おやすみオムライス

「おやすみオムライス」

遠いお空のブルーストロガノフ

「遠いお空のブルーストロガノフ」

エスプレッソコンパンナ シナモンのミニミニパフェ(いちご)

「エスプレッソコンパンナ」(左)

「シナモンのミニミニパフェ(いちご)」(右)

鬼のようにカワイイ。

見た目が映えるだけでなく味もちゃんとおいしいのでご心配なく。

ちなみにシナモロールの名前の由来は、尻尾がシナモンロールに似ているからだが、メニューにシナモンロールはないのであしからず。

最後に店先で記念撮影を。

筆者

Rock’n’Cinnamoroll!!

というわけで、2日間にわたって都内のお薦めサンリオスポットをご紹介してきたわけだが、何が言いたいかというと、「カワイイ」ものを愛でる権利は全ての人間にあるということ。

全国の疲れきった大人たちよ、灰色の砂漠の中オアシスを求めさまよい歩く大人たちよ、オアシスははるか昔からあまりにも身近にあったのだ。それはまるで空気のように我々と共にあり、いつしか無意識のうちに目を向けなくなってしまったものだが、もう一度意識してその空気(サンリオ)を吸い込んでみてほしい。そこに確かな「愛」を感じ取れるはずである。

Small Gift Big Smile.

東京駅

掲載情報は2019年12月13日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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びゅうたび

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