自分で育てて自分で作る!ドライフラワーに最適な退色しにくい草花3選
自分の庭で美しい花が咲くのを楽しみ、その後は収穫してドライフラワーに。そんなガーデナーならではの楽しみを満喫できる品種はこれ!
エバーラスティング・・・「永遠の花」とも称されるドライフラワーに向く花々
ガーデニングビギナーでも育てやすく、ドライフラワーにしやすい草花をご紹介します。
ドライにしても、色あせしにくいものばかりです!
ハナカンザシ
© PIXTAハナカンザシ(キク科)はオーストラリア原産。よく園芸店で見かける、とてもポピュラーな草花です。
庭に地植えしても鉢植えにしてもよく育ち、花期の3~5月には次々と花を咲かせます。
花径は3㎝ほどでカサカサしており、咲いている最中からすでにドライフラワーのよう。
ピンクの丸いツボミが徐々にほころんで、中心部の黄色のシベと、それを包み込むような白いカップ状の花びらで形作られた花は、見飽きないかわいらしさです。
吊るすまでもなく、カットした花茎をティッシュの上に置いておくだけでも、充分キレイなドライフラワーになりますよ。
センニチコウ
© PIXTAセンニチコウ(ヒユ科)は熱帯アメリカなどが原産地とされ、日本には江戸時代末期に渡来したのだとか。
耐暑性が強く、花が少なくなる夏花壇を元気に彩ります。
なお、センニチコウの茎の先で色づいているのは「苞葉(ほうよう)」。花びらではなく、花の付け根に付く葉です。
ピンク、白、紫、黄などとてもカラフルで、5~11月が鑑賞期。
「千日紅」の漢字名のとおりで、ドライフラワーにしてもほとんど退色が見られません。
草丈が50㎝ほどになるので、茎も残したまま吊るしてドライフラワーにすれば、さまざまなクラフトに利用できます。
ヘリクリサム
© PIXTAヘリクリサム(キク科)、別名「帝王貝細工(テイオウカイザイク)」は、プラスチックのような独特の質感の「花びら」が特徴的。
実はこの「花びら」に見えるものは、「総苞片」という花の本体を包む葉です。
ゴールド、ピンク、オレンジ、赤、白など多彩で、直径4~8cmとおおぶりで存在感たっぷり。
水分が少ない総苞片は、生育中にすでにカサカサとした質感で光沢があり、ドライフラワーにしてもほとんどその印象は変わりません。
また、一般にドライフラワーは花びらが落ちやすくやっかいですが、ヘリクリサムの総苞片はほとんど落ちず、とても扱いやすい花材です。
花期は5~9月。花壇やベランダガーデンでツボミから開花する様を楽しんだら、早めにドライフラワーにするのがおすすめです。
いかがでしたか? 今やウェディングブーケにも用いられるドライフラワー。
ハーバリウム、ポプリ、ボタニカルキャンドルなどなど、自家製ドライフラワーを作っておくと、楽しみが広がりますよ!
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