古刹めぐりのあとは足湯でホッ! 信州の鎌倉・別所温泉をプチ散策【長野県】

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 別所温泉駅(c)●●
写真提供:一般社団法人 信州上田観光協会

日本で唯一の木造八角三重塔

安楽寺八角三重塔外観(c)sakurako
(C)sukurako

別所温泉に来たら、ぜひとも足を運びたいのが安楽寺です。見どころは、鎌倉時代末期(1290年代)に建立された「八角三重塔」。日本で最古の禅宗様(ぜんしゅうよう)建築で、長野県で初めて国宝に指定された建造物でもあります。

一見すると四重塔のようにも見えますが、一番下は裳階(もこし)といって「ひさし」にあたるものなんですね。

中国から渡ってきた禅宗様という様式を忠実にまもって建てられているからでしょうか、全体的なバランスの良さに安心感を抱きますし、堂々たる威厳も感じられます。

現代的にいえば、グッドデザイン賞に値するといったらいいでしょうか。

眺めているだけで、なんだか心が落ち着いてくるんですよね。バランスがいい形というのは、どうやら人の気持ちを穏やかにする作用がありそうです。

安楽寺八角三重塔詰組(c)sakurako
(C)sakurako

仰ぎ見ると屋根の下には、たくさんの木が組んであります。これは、詰組(つめぐみ)といって、ひさしをできるだけ外に張り出すための工夫なのだそうです。ぎっしりと木が組まれた様子を見ていると、建立から700年以上経った今でもあり続けていることが納得できるような気がしますし、建物の持つ力強さを感じずにはいられません。国宝パワー、スゴイです!
安楽寺
住所:長野県上田市別所温泉2361
電話番号:0268-38-2062
HP:http://www.anrakuji.com/

善光寺と対をなす厄除観音

北向観音門(c)sakurako
(C)sakurako

安楽寺の門を抜けると、ほどなく見えてくるのが北向(きたむき)観音です。

平安時代初期の825年に慈覚大師円仁によって開かれた霊場で、長野の善光寺と向かい合うように本堂が北を向いていることから、北向観音と呼ばれるようになったとか。

北向きである由来は、北斗七星を例にとった観世音菩薩によるお告げによるものということですが、本堂が北をむいているのは、日本でもとても珍しいことなのだそうですよ。

北向観音(c)sakurako
(C)sakurako

千手観音を本尊とする北向観音は北向きで現世利益を願い、阿弥陀如来を本尊とする善光寺の本堂は南向きに建てられていて、未来往生を願っています。

どちらかだけをお詣りするのではなく、向き合っている両方をお詣りし、現世と未来、どちらもの幸せを願うというのがよさそうです。

今回は北向観音だけの“片詣り”となってしまいましたが、次は善光寺にも行かなくちゃ、ですね。
北向観音
住所:長野県上田市別所温泉1656
電話番号:0268-37-1234
HP:http://www.kitamuki-kannon.com/

八角三重塔をモチーフとした足湯

足湯ななくり外観(c)sakurako
(C)sakurako

別所温泉には、旅館の内湯のほかに、真田幸村の隠し湯「石湯」、慈覚大師ゆかりの湯「大師湯」、木曽義仲ゆかりの葵の湯「大湯」といった3つの共同浴場や、日帰り温泉施設などがあります。

立ち寄ったのは「足湯ななくり」。観音下駐車場のすぐそばにあり、国宝八角塔をイメージしたという八角屋根が目印です。

足湯ななくり湯船(c)sakurako
(C)sakurako

足を浸けてみると、無色透明の単純硫黄泉はちょうどよい湯加減で、足元からじんわりと温めてくれます。5分ほど経つと、額や背中にまで少し汗がにじんできました。ふぅ~。

心地よい風が額をかすめてゆきます。急ぎ足の散策で、湯舟に浸かる時間はないというときでも、足湯なら短時間でリフレッシュできるのでいいですね!

山の紅葉が楽しめるこれからのシーズン、信州の古刹をめぐり、歴史に思いを馳せてみませんか?
足湯ななくり
住所:長野県上田市別所温泉
電話:0268-38-3510(別所温泉観光協会)
HP:http://www.city.ueda.nagano.jp/kankojoho/shisetsu/onsen/005.html

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